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ボロボロ -Yoongi- ページ7

女の服は全く詳しくないけど、
何ていうの?

半袖の白い刺繍シャツ?ブラウス?
それにデニム。
ヒールがあるサンダルなんか履いてるし。

いや、いいと思うよ。
似合ってると思うし。

だけど、さすがにその格好で、
この時間に女一人でタクシーに乗るのはダメだろ。



「タクシー…危ないって」

「でも…歩いては帰れないし…」

徒歩圏内じゃないのか…

なら…

「マネヒョンに聞いてみましょうか?」

さっき返信が来たから、
まだ起きてるとは思うけど…

「そんな!とんでもないです!大丈夫です!」

「いや、大丈夫じゃないでしょ」


どうしたもんか…
どうしたらいいのか…


「本当に大丈夫ですから!お仕事中なんですよね?すみません、邪魔して」

そう言いながら、俺から離れ、
身体がエレベーターの方に向かおうとするから…


ちょっと待ってって!

このまま放っておけないし。

タクシーになんか…乗せれないし。


あー!ったく。


「待てって!」

何とか動きを止め、呼び止めたものの、
次の言葉がなかなか口から出てこない。

困ってる表情のA。

目が合って、
言葉は出ないままじっと見てしまった。

目が…クリッとしてる。
俺の倍はあるんじゃねーの?ってくらい、
大きな目。

こんな時に、そんなことを思ってしまった俺。


ここまで気になるのはAだから?
それとも他のスタッフでも同じ?


一瞬疑問に思ったけど、
考えるのが面倒になってやめた。

考えてる時間なんてないし。

もう、いいや。
あれこれ考えるのは面倒。


「明日は?仕事?休み?」

「え?あ…明日は…お昼から仕事があって…」

「なら決まり。始発まで会社待機」

「え?」

「無理無理。こんな時間に女が一人でタクシーに乗って、何かあったらどうすんの?怖くないの?」

「怖いけど…でも…」

「コンビニ付き合ってよ」

「え?」

「腹減ったから行こうとしてたんだよね。あ…ヌナはどう?何か食って、どっかで寝てれば始発なんかすぐだって」


しばらく口をへの字にして考えていたA。

そして小さく首を上下に振ってくれたから…

ホッとしたというか…
安心したというか…

嬉しくなっというか…



っていうか。
『ヌナ』って言いづらいし違和感がある。
勝手にずっと呼び捨てにしてたからか?

しかも考えてみれば、
俺…いつの間にかタメ口。

なんか…ボロボロすぎて疲れる。
こんなのメンバーには絶対に見せれない。

人生 -You-→←廊下 -Yoongi-



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設定タグ:防弾少年団 , BTS , ユンギ   
作品ジャンル:恋愛
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がほ(プロフ) - miiさん» このお話まで読んで下さったんですね^ ^嬉しいです!ありがとうございます! (2021年10月1日 21時) (レス) id: 242c469720 (このIDを非表示/違反報告)
mii(プロフ) - キュンです (2021年9月27日 4時) (レス) id: d47eb74ff4 (このIDを非表示/違反報告)
がほ(プロフ) - ちむちむさん» こんにちは(^^)こちらこそ、コメたくさんありがとうございます!お話できるの楽しいです^ ^ (2019年1月16日 12時) (レス) id: b9b3e3aa96 (このIDを非表示/違反報告)
ちむちむ(プロフ) - がほさん★お返事までありがとうございます!楽しみにしてます^^更新楽しみなので無理をせず頑張って下さい^^ (2019年1月16日 10時) (レス) id: 44d6afde63 (このIDを非表示/違反報告)
がほ(プロフ) - ちむちむさん» ちむちむさん(^^)コメントありがとうございます!大好きだと言ってもらえて嬉しいです!更新頑張りますので、続きも読んでもらえるともっと嬉しいです^ ^! (2019年1月16日 9時) (レス) id: b9b3e3aa96 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:がほ | 作成日時:2018年11月26日 12時

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