さよなら 〜Jiyong〜 ページ5
電話を切ると同時に涙が溢れた。
女の事で泣くなくて、そんなのあったっけ？
涙を拭った手を見たら、あの絆創膏がいつの間にかなくなっていた。
はぁ…
全部なくなったんだ。
絆創膏も、ヌナも、俺の想いも…
最後に…と、俺は絆創膏があった指先に目を閉じてキスをする。
本当に本当に大好きだった。
君の全てが愛おしかった。
言っただろ？何でもするって。
君が苦しまなくてすむのなら、また笑ってくれるなら、俺は何でもするよ。
目を開け、指先から唇を離すと、部屋に迎えに来たマネージャーの元へと向かった…
……………
アフパの会場に入ると、一瞬で近づいてくる女達。
マネージャーに庇われながらVIPルームへと行く。
「タッピョンありがと。」
部屋の隅で静かに1人で飲んでるヒョンを見つけ近づく。
「大丈夫なのか？」
「うーん。終わったから。」
「はっ？」
「ふられちゃった…」
タッピョンは何も言わない。
「でも…俺いいんだ…それでヌナが苦しまなくてすむなら…」
「ジヨン…」
……………
その夜の俺はすんげーテンション高くて、【お客様】って方達と何十枚、何百枚ってくらい写真も撮りまくった。
やたら身体を押し付けてくる女もいるし、
今夜だけでもって誘ってくる女もいる。
そろそろパーティーも終わりかな？って頃、VIPルームにソユンがやってきた。
部屋から連れ出して廊下を奥へと進む。
「ジヨン？私待ってたんだよ？」
「勘弁してくれよ。さっきも言っただろ？ソユンとはもう終わったんだって。」
「あの人は誰？MAMAの会場で泣いてた女の人。ジヨンもあの人の事見てたでしょ？」
「あの人は会社のヌナだよ。」
「嘘つき！わかるよ、それくらい！あの人が好きなの？だからもう終わりだって言うの？」
「はぁ？何言ってんの？違うって！もう俺が疲れたんだよ。付き合ってんのか別れてんのかダラダラする付き合いに…。もっと心から頼れるっていうか…安定したかった…」
「だったら今からするから！変わるから！」
「だから！もうソユンじゃないんだって…わかってくれよ…」
……………
ソユンはその場で座り込み、泣いたまま動かない。
さすがに放っとくわけにはいかなくて。
「ソユン…」
「ジヨン…もう無理なんだよね？じゃあ諦めるから…だから…最後にキスして？」
ソユンがスクッと立ち上がり、俺に抱きついた。
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がほ(プロフ) - あさみさん» こんばんは。語尾や句読点の使い方等のみ修正していますが、内容は変えていません(^^)ご迷惑をおかけしてすみません。 (2016年6月30日 0時) (
レス) id: b9b3e3aa96 (このIDを非表示/違反報告)
あさみ(プロフ) - こんばんは。初めての恋は修正して更新してるんでしょうか？ (2016年6月29日 23時) (レス) id: b51e86015d (このIDを非表示/違反報告)
r08194(プロフ) - はぃ！ (2016年3月12日 17時) (レス) id: 9cedcfc370 (このIDを非表示/違反報告)
がほ(プロフ) - リンナさん» こんにちは(^ ^)お時間空いた時にでも読んでいただけると嬉しいです(^ ^) (2016年2月23日 16時) (レス) id: b9b3e3aa96 (このIDを非表示/違反報告)
リンナ - 引き続き読みたいと思います！ (2016年2月22日 22時) (レス) id: 9cedcfc370 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：がほ
| 作成日時：2015年11月29日 4時
