幸せな朝 〜Jiyong〜 ページ38
ソファーに座って朝のニュース観ながら朝食を食べる。
そんな普通であろうことを、ほぼしない俺にとっては新鮮なこと。
「うまい！これ。」
普段朝食なんて食えないのに、匂いにつられて小さめのピザトーストを作ってもらった。
「ほんと？良かった。」
普通のことが新鮮で、普通のことにこんなに幸せを感じるなんて。
不眠気味の時はだんだんと寝れるようになって戻っていくのに、昨日はいきなりガッツリ5時間も爆睡。しかも1回も途中で目が覚めなかったし。
あんな風にキスしといて、身体もそれなりに反応して、なのに急に目が開けてられない程眠くなるなんて……
ちらっとAを見る。
俺が駄々っ子みたいな我儘言ったりキスお願いしたり…とにかく今までにない事をするのは、絶対Aだからだと思うんだよな。
「ん？何？」
「何も。可愛いな…と思って見てただけ。」
「もぉ！朝からそんな事言わないで……あ！マネージャーさん電話した！？」
「さっきかけたら話し中で…」
「ジヨンくん、何時から仕事なんだっけ？」
「うーん、たしか14時に打ち合わせが入ってたはずだけど…」
「もし…良かったらそれまでここいてる？ゴロゴロしててもいいよ？」
「えっ！？ホントに！？ホントにいててもいいの！？」
「あー、でも何もする事ないよね…」
「いい！何もしない！…あ、でも鍵どうしたら…」
「そっか…」
Aが立ち上がり寝室に入って…戻ってきた。
「これ、あげる。」
渡されたのは1本の鍵。
「エントランスもこれで開くし会社からも近いでしょ？だから、もし…お昼寝したいなーって思った時とか、休みたい時とか来てもいいよ？本当にジヨンくんがうちで落ち着くなら。」
鍵は鍵でも重みが違う。
それくらい俺にとってのこの鍵は…
「しょっちゅう行くかも…週の半分とか…昨日みたいに夜中とか……それでもいいの？」
「私は昨日みたいに寝に来てくれるだけで嬉しいんだけど？w」
「ありがとー…」
多分俺は一生Aには敵わないし頭が上がらない…
Aがいなくなるのなんて考えられないくらい、
ずっとずっとそばにいて欲しい…
「じゃあ私行ってくるね！戸締りだけよろしくね。後はご自由に。」
「ありがとう A。」
「ジヨンくん。私にも行ってらっしゃいのチューして欲しいな？」
突然のAからの言葉に一気に顔が赤くなる。
「ジヨン？」
なんでこーいう時だけ呼び捨てにするんだよ！！
幸せに包まれて 〜Jiyong〜→←おやすみ&おはよう 〜You〜
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 613人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「K-POP」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
がほ(プロフ) - あさみさん» こんばんは。語尾や句読点の使い方等のみ修正していますが、内容は変えていません(^^)ご迷惑をおかけしてすみません。 (2016年6月30日 0時) (
レス) id: b9b3e3aa96 (このIDを非表示/違反報告)
あさみ(プロフ) - こんばんは。初めての恋は修正して更新してるんでしょうか？ (2016年6月29日 23時) (レス) id: b51e86015d (このIDを非表示/違反報告)
r08194(プロフ) - はぃ！ (2016年3月12日 17時) (レス) id: 9cedcfc370 (このIDを非表示/違反報告)
がほ(プロフ) - リンナさん» こんにちは(^ ^)お時間空いた時にでも読んでいただけると嬉しいです(^ ^) (2016年2月23日 16時) (レス) id: b9b3e3aa96 (このIDを非表示/違反報告)
リンナ - 引き続き読みたいと思います！ (2016年2月22日 22時) (レス) id: 9cedcfc370 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：がほ
| 作成日時：2015年11月29日 4時
