優しい君 〜Jiyong〜 ページ11
12/24 クリスマスイブ。
今日は珍しく夕方からオフで、今からスンリを拾ってタブロヒョンの所で開かれるパーティーに行く。
雪が降ってるみたいだけど、雪だろーが雨だろーが俺には関係ない。
むしろ今夜は自分の車だから雪はやんでくれって思う。
車のキーを手に出入り口のドアに近づくと、
ドアが開いた瞬間、マジでビビった！
だってそこには雪だらけのヌナがいたから…
「Aヌナ…？」
「ごめんね、ここら辺びちょびちょで…あ！あった！」
社員証を警備員に見せるヌナ。
「風邪ひかないで下さいね。」
確認した警備員が警備室に戻る。
「なんで…傘は？」
「傘 、人にあげちゃって。」
笑顔で言いながらコートを脱ぎ、バサバサと雪を払う。
「あげた？タオルは？」
「タオルないけど大丈夫。すぐ乾くよ。傘も置き傘あるしね。」
はぁ…？
「ちょっと来て。」
「え？ジヨンくん？待って…あの…」
立ち止まらないし、答えない。
ただただ歩き、エレベーターのボタンを押す。
「ジヨンくん…？」
ほらね、ヌナは絶対についてきてくれるってわかってるから。
エレベーターの扉が開き乗り込むと、ヌナも一瞬俺を見て乗り込む。
「タオル貸すから。」
「えっ！？いいよ！ホント大丈夫だから。」
そう口では言うけど、エレベーターから降りて俺らが私物置いたり寝たりする部屋の前までちゃんとついてきてくれて…
タオルを取ってきてヌナに渡すと、
「ありがとう。」
そう言って受け取ってくれた。
ヌナが自分のコートを拭いてる間、俺もヌナの鞄を拭いてあげる。
「ごめん！やるから！」
「ヌナこれ何？」
「キンパだよ。差し入れで持ってきたの。走ったからグチャグチャになってそう…」
「誰に差し入れ？」
「iKON達に。さっき電話あってまだ練習してるって言ってたから。」
「傘はなんであげたの？」
「傘？傘はね、駅で多分WINNERのファンの子達だと思うんだけど、傘が壊れたみたいで中国語でどうしようって話してたからあげちゃった。可愛くない？クリスマスイブに会いに来たのかなーってw」
なんでそんな事笑って言えるの？
たいした事じゃないみたいに話す君は、
どこまで優しいわけ…？
「これでよし！ありがとうジヨンくん。これ洗って返すね！」
じゃあなんで？
なんで俺には優しくしてくれなかったの？
次の瞬間、気づいたら俺はヌナの腕を掴み抱き寄せていた。
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がほ(プロフ) - あさみさん» こんばんは。語尾や句読点の使い方等のみ修正していますが、内容は変えていません(^^)ご迷惑をおかけしてすみません。 (2016年6月30日 0時) (
レス) id: b9b3e3aa96 (このIDを非表示/違反報告)
あさみ(プロフ) - こんばんは。初めての恋は修正して更新してるんでしょうか？ (2016年6月29日 23時) (レス) id: b51e86015d (このIDを非表示/違反報告)
r08194(プロフ) - はぃ！ (2016年3月12日 17時) (レス) id: 9cedcfc370 (このIDを非表示/違反報告)
がほ(プロフ) - リンナさん» こんにちは(^ ^)お時間空いた時にでも読んでいただけると嬉しいです(^ ^) (2016年2月23日 16時) (レス) id: b9b3e3aa96 (このIDを非表示/違反報告)
リンナ - 引き続き読みたいと思います！ (2016年2月22日 22時) (レス) id: 9cedcfc370 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：がほ
| 作成日時：2015年11月29日 4時
