消えない -Jiyong- ページ40
忘れようと思っても忘れられない。
頭から消そうと努力しても、
ふいにまた頭に浮かんでくる。
ミニョンさんのことが頭から消えない。
あの日。
ベンチに座ったまま、ミニョンさんが見えなくなるまでその背中を見つめ続けていた。
揺れる白い鞄。
徐々にまた、自分の頭も揺れ出すのを感じた。
ゆっくり立ち上がりマネージャーに電話し、テソンのいる控え室に入った時は、もうみんな帰り支度が終わっていた。
「ヒョン？僕の顔、何かついてます？」
そう言われるほど、テソンから目が離せなかった。
…ミニョンさんのことを知っている人だから。
「あ、いや…ごめん。あのさ…」
近づいて、少し小声でミニョンさんとの話をした。
廊下で偶然会ったこと。
偶然すぎて、思わず声をかけてしまったこと。
話したこと。
「あー、さっきヌナからもLINE来て聞きました。ヒョンに声かけられて驚いてましたよ！」
と、いつも通りの笑顔で話すテソン。
「あのさ…俺って、ミニョンさんに今まで会ったことない？」
懲りずに…どうしても聞かずにはいれなかった。
「え…あー…、ないと思います。ヌナ、コンサートに来てくれたのも今日が初めてだし、芸能関係の仕事でもないから、会う機会はないと思いますし…」
「やっぱそっか…」
「え？」
「いや、なんかさ…なんだろ。うまく言えないんだけど、ミニョンさんを見てると懐かしい気持ちになるんだよな…。それに…昔の、ほら、あの時の記憶が、なんか思い出しそうな気分になって。だから会ったことあるのかな？と思ったけど…そっか…、ま、本人にもないって言われたんだけどさ。」
「ヒョン…」
シン・ミニョン…
本人にも、友達であるテソンにも『ない』と言われたのに、すんなり受け入れられないのはなぜなんだろう。
バカみたいにネットで、
【G-DRAGON シン・ミニョン】
【シン・ミニョン フラダンス】
キーワードを変えていろいろと検索してみたけど、
何１つ俺が欲しい情報は得られなかった。
もしかしてっ！！
あ、違うか…
徹夜続きなのもあって脳みそが疲れすぎてる。
俺が忘れてしまった人がミニョンさんかと思ったけど、違う。
彼女の名前…パク・Aさんだったっけ？
【パク・A フラダンス】
入力し、検索ボタンを押そうとした瞬間、マネージャーに呼ばれた。
バカらしい。
何やってんだ、俺。
スマホみたいにボタン１つで消すことができればいいのに。
どうしたって、ほら。
彼女が消えない。
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がほ(プロフ) - ritaさん» ただいまですー(＾∀＾)またボチボチ書き始めますので、よろしくお願いしまーす！！ (2017年4月19日 21時) (
レス) id: b9b3e3aa96 (このIDを非表示/違反報告)
rita(プロフ) - おかえりｯ☆(*´∀`*)ノ (2017年4月17日 23時) (レス) id: 126bc83529 (このIDを非表示/違反報告)
がほ(プロフ) - まあさん» こんばんは☆更新も滞り、いただいたコメの返信もしないまま、本当にすみませんでした>_<またボチボチ書き出していこうと思ってますので、続きを読んでもらえると嬉しいです^ ^コメ本当にありがとうございました！ (2017年4月12日 23時) (レス) id: b9b3e3aa96 (このIDを非表示/違反報告)
がほ(プロフ) - KUMIさん» こんばんは☆更新も滞り、いただいたコメの返信もしないまま、本当に長々とすみませんでした>_<またボチボチ書き出していこうと思ってますので、もしよかったら、また読んでもらえると嬉しいです^ ^コメ本当にありがとうございました。 (2017年4月12日 23時) (レス) id: b9b3e3aa96 (このIDを非表示/違反報告)
がほ(プロフ) - まいこさん» こんばんは☆更新も滞り、いただいたコメの返信もしないまま、本当にすみませんでした>_<また書き出していこうと思ってますので、もしよかったら、また読んで下さいね^ ^コメ本当にありがとうございました。 (2017年4月12日 23時) (レス) id: b9b3e3aa96 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：がほ
| 作成日時：2017年1月23日 1時
