苦しい -You- ページ34
「あ、すみません。俺…クォン・ジヨンと言います。テソンと同じBIGBANGの…」
何も答えられずに目を泳がす私に気づき、
サングラスとマスクをチラッと外し、
顔を見せてくれたジヨンくん。
どうしよう。
どう反応したらいいかがわからない。
ただ、どんどん胸が痛く、苦しくなる。
「あ…その…すみません。驚いて…。そうです、秋にハワイで…」
「やっぱり。テソンのご友人なんですか？」
「あ…はい。友達…で…」
「そうですか。チケットはテソンが？」
「はい。私がお願いして…それで…」
「それで、韓国から日本まで来られたんですか？テソンのコンサートの為だけに。」
「え…、あ、はい。旅行も兼ねてなんですが…」
ダメだ。
矢継ぎ早にされる質問。
手が震えてるのがわかる。
サングラス越しだけど、
ジヨンくんの目線が突き刺さるようで痛い。
「もしかして…テソンの彼女…なんですか？」
え…っ…
「ち、違います！そんなんじゃないです！本当に友達なんです！」
想像もしてなかった質問。
否定しようとジヨンくんを見ながら話したら、
話し終わった瞬間、ジヨンくんが一歩前へと足を踏み出した。
後ずさるわけにはいかないけど、
鞄を持つ手にギュッと力が入った。
「お名前お伺いしてもいいですか？」
…なんで？
テソンと私の関係を疑ってるのかな？
どうしよう…
なんて答えたらいいんだろ…
テソンに迷惑をかけたらどうしよう…
「シン…ミニョン…と言います。」
やっぱりどうしても本名は名乗れなくて、
最近ドラマで観た女優さんの名前をくっつけた。
「シン・ミニョンさん…」
ジヨンくんが私の方を向き、
今告げた嘘の名前を口にした。
『A』
頭の中で声が響いた。
その名前は私じゃない。
『A』
そう私を呼んでくれたジヨンくんはいないんだよね。
どうしてまた出会ってしまったんだろう。
もう充分だから。
もうこれ以上は無理だから。
二度と会わない方が良かった。
こんなに苦しいのなら、
もう二度と会いたくない。
心からそう思った。
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がほ(プロフ) - ritaさん» ただいまですー(＾∀＾)またボチボチ書き始めますので、よろしくお願いしまーす！！ (2017年4月19日 21時) (
レス) id: b9b3e3aa96 (このIDを非表示/違反報告)
rita(プロフ) - おかえりｯ☆(*´∀`*)ノ (2017年4月17日 23時) (レス) id: 126bc83529 (このIDを非表示/違反報告)
がほ(プロフ) - まあさん» こんばんは☆更新も滞り、いただいたコメの返信もしないまま、本当にすみませんでした>_<またボチボチ書き出していこうと思ってますので、続きを読んでもらえると嬉しいです^ ^コメ本当にありがとうございました！ (2017年4月12日 23時) (レス) id: b9b3e3aa96 (このIDを非表示/違反報告)
がほ(プロフ) - KUMIさん» こんばんは☆更新も滞り、いただいたコメの返信もしないまま、本当に長々とすみませんでした>_<またボチボチ書き出していこうと思ってますので、もしよかったら、また読んでもらえると嬉しいです^ ^コメ本当にありがとうございました。 (2017年4月12日 23時) (レス) id: b9b3e3aa96 (このIDを非表示/違反報告)
がほ(プロフ) - まいこさん» こんばんは☆更新も滞り、いただいたコメの返信もしないまま、本当にすみませんでした>_<また書き出していこうと思ってますので、もしよかったら、また読んで下さいね^ ^コメ本当にありがとうございました。 (2017年4月12日 23時) (レス) id: b9b3e3aa96 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：がほ
| 作成日時：2017年1月23日 1時
