【回想】真実 -You- ページ24
私のついた嘘は、
私がそうなって欲しいと願った方向へと動いた。
事務所に着くと顔も見てくれず、背を向けたまま解雇だと言われた。
オーディションも辞退。
予想もしてたし、当然のこと。
私がついた嘘。
ただの知り合い。
友達として慕ってくれていたから、ついあの日も買い物をお願いしただけ。
他に本当に好きな人がいて、
でも人気のある彼らと一緒に遊ぶのが楽しかっただけ。
まだまだ新人の彼ら。
女性関係の問題が出るなんて御法度。
ありえないこと。
それはジヨンくんもちゃんとわかっていた。
わかっていながら最後に受け止めたのは私だから、
悪いのは私。
責任は私にある。
だけどどんなに本当のことを言っても、
誤解されるのはわかってる。
だから私は嘘をついた。
事務所からの帰り道、
風邪もひいてないのに初めてマスクをした。
前に役で使った眼鏡もかけてみた。
まっすぐ家に帰りたくなくて、
ネットが気になって入ったコーヒーショップ。
自分に対してではなく、
ジヨンくんに対しての反応が知りたくて見たネット。
『可哀想』『弄ばれた』『頑張れ』
などの言葉が並び、どこかホッと安堵した。
だけど反面、
『最低な女』『大嫌い』『何様？』『消えろ』
などの私に対しての言葉。
すると、後ろから聞こえてきた女の子達の声。
『全然有名じゃない人でしょ？ありえない。売名行為じゃんね！そんな人、近づいて欲しくない！』
生の声。
ガタンッと音を鳴らして勢いよく立ち上がり、
逃げるようにお店を出た。
違う。違う。違う。
売名行為のため近づいたんじゃない。
そんなこと、少しだって思ったことなかった。
でもそう思われても仕方ない立場なんだけど、
本当に私は…
本当にただ…
歩きながらそう考えていると、
家の近くで急に腕を引っ張られた。
ボーッとしてたのもあってすごく驚いたものの、
すぐにジヨンくんだとわかり、
安心したような、夢を見てるような…
不思議な気持ちになった。
うん。
違うの。
私、ただ、本当にジヨンくんのことが好きだっただけ。
ジヨンくんの顔を見て、
心からそう思えた。
だけど気持ちが溢れて泣きそうになったから、
わざと強めに突っぱねた。
そうでもしないと、
ジヨンくんの顔を見ていると、
甘えてしまいそうになったから。
理解して欲しい。
本当のことを言いたい。
理由を話したい。
だけどそうは出来ないから、
思い切りジヨンくんを突き放した。
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がほ(プロフ) - ritaさん» ただいまですー(＾∀＾)またボチボチ書き始めますので、よろしくお願いしまーす！！ (2017年4月19日 21時) (
レス) id: b9b3e3aa96 (このIDを非表示/違反報告)
rita(プロフ) - おかえりｯ☆(*´∀`*)ノ (2017年4月17日 23時) (レス) id: 126bc83529 (このIDを非表示/違反報告)
がほ(プロフ) - まあさん» こんばんは☆更新も滞り、いただいたコメの返信もしないまま、本当にすみませんでした>_<またボチボチ書き出していこうと思ってますので、続きを読んでもらえると嬉しいです^ ^コメ本当にありがとうございました！ (2017年4月12日 23時) (レス) id: b9b3e3aa96 (このIDを非表示/違反報告)
がほ(プロフ) - KUMIさん» こんばんは☆更新も滞り、いただいたコメの返信もしないまま、本当に長々とすみませんでした>_<またボチボチ書き出していこうと思ってますので、もしよかったら、また読んでもらえると嬉しいです^ ^コメ本当にありがとうございました。 (2017年4月12日 23時) (レス) id: b9b3e3aa96 (このIDを非表示/違反報告)
がほ(プロフ) - まいこさん» こんばんは☆更新も滞り、いただいたコメの返信もしないまま、本当にすみませんでした>_<また書き出していこうと思ってますので、もしよかったら、また読んで下さいね^ ^コメ本当にありがとうございました。 (2017年4月12日 23時) (レス) id: b9b3e3aa96 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：がほ
| 作成日時：2017年1月23日 1時
