電話 -Jiyong- ページ14
どっかにいるんだろうなー…って、
会場を見渡すも見つけることなんか出来るわけがない。
でも向こうはこっちを見てるんだと、
俺じゃないだろうけど、俺も少しは目に入ってるんだと思うと、いつも以上に会場からの視線を意識してしまう。
無事に終わった2日目のコンサート。
これからスタッフも含めみんなで打ち上げ。
控え室に挨拶に来てくれた友達やスジュヌナにももちろん声をかけた。
でも…
何で俺こんなに気になるんだろ。
自分でも不思議なほど不思議ちゃんが気になって仕方ない。
どんな子なのかとか、
何で最近来ないのかとか、
誰のファンなのかとか、
何で言ってくれなかったのかとか。
打ち上げに来る？なんて、
誘えば周りにいる『関係者繋がり』の女の子達はみんな来たがるんだろうけど、ダメもとでヌナに不思議ちゃんも誘ったら？と提案してみた。
電話掛けてみるねーってスマホを耳に当てたヌナ。
何ともないふりをし、見たくもないニュースサイトをポチポチ開く。
…と、電話が繋がった様子。
顔は画面から動かせられないけど、
耳も、全身全てがそっちに集中しだす。
『そっか…なら仕方ないね』
その言葉に、やっぱりねって思った。
誘っても不思議ちゃんは来ないと思ってた。
「A、明日も仕事だからって…」
「ふぅん…」
言いながら頷くも、やっぱりなぜか食い下がれなくて。
「ヌナ…あのさ、ちょっと不思議…いや、Aちゃんと話したいんだけど…電話…借りちゃダメ？」
「え？」
不思議そうに驚くヌナ。
そりゃそーだよな。
理由を突っ込まれたら何て言おう…
「いいけど…はい」
でもすんなりと渡されたスマホ。
耳に当てるとすでに呼び出し音が鳴ってて、
いきなり焦ってくる俺。
そして聞こえた耳を擽るような声。
「あ…こんばんは。クォン・ジヨンですけど…ヌナに電話借りて…その…少し聞きたいことがあって、少しだけでも打ち上げに来れませんか？」
「………」
シーンと静か。
何も聞こえない。
俺の周りがザワザワしてるのもあって、
もしかして電波悪い？電源切れた？
「もしもーし。聞こえますか？」
部屋から出て近くの階段の踊り場へと歩いた。
「あ、聞こえてます。すみません。あの…聞きたい事って何ですか？」
だからそれを会って聞こうと思ってんのに、
今ここで話して済まそうってわけ？
「とにかく、30分だけでいいから」
一方的に場所と時間を伝え電話を切った。
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がほ(プロフ) - KUMIさん» こんばんは★なかなか更新できずにすみませんでした(+_+)待っていてもらえたなんて嬉しいです！また少しずつ更新していきますね^ ^ (2016年12月1日 23時) (
レス) id: b9b3e3aa96 (このIDを非表示/違反報告)
KUMI(プロフ) - 更新待ってました〜ずーっと続きが気になってたのですごく嬉しいです！楽しみにしたますね〜 (2016年12月1日 19時) (レス) id: ce1790554b (このIDを非表示/違反報告)
がほ(プロフ) - ナムさん» ナムさんこんばんは☆コメありがとうございます^ ^またまた読んでもらえて、本当にありがとうございます！！そうなんです。12/29にまたジヨンに会いに行ってきます！お仕事だと仕方ないですねT^Tその分、25日にたくさんジヨンを見てきて下さいね^ ^ (2016年11月22日 0時) (レス) id: b9b3e3aa96 (このIDを非表示/違反報告)
ナム - がほさんの作品を心待ちにしてました。又、楽しみが増えました^ ^無理はしないでね。オーラスに参戦という事は京セラかな？私は仕事が休めなくて25日だけしか行けなくて残念です(u_u)もっとジヨンに会いたかった(u_u) (2016年11月21日 20時) (レス) id: ba5cd637c9 (このIDを非表示/違反報告)
がほ(プロフ) - ritaさん» わー(T_T)そんな嬉しいこと言われたら泣きそうです！いつもコメありがとうございます☆楽しんでもらえるよう頑張ります^ ^ (2016年11月19日 10時) (レス) id: b9b3e3aa96 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：がほ
| 作成日時：2016年11月15日 1時
