あなたの手 〜You〜 ページ40
車内は無言が続いてて、いつもこうなのかな？
変に話しかけない方がいいのかな？
勝手がわからず、少し居心地の悪さを感じた。
だから窓の外ばかり見てたんだけど……
夜とは思えない程の明るい街中。
ライトがキラキラして、ほんとにキレイ。
MAMAの前日という事もあって、歩道には若い女の子がたくさん。
「何見てんの？」
「えっ？」
「外ばっか見て、面白いもんでもあんの？」
「ううん。ただ景色見てただけだよ。」
「ふぅん。」
今、いけるかな…？
スンリくんはイヤホンしたまま動かないし…寝てる？
私は小声でジヨンくんに話しかけてみた。
「ジヨンくん、これ。ありがとう。」
持っていたストールをジヨンくんに渡す。
「あ…ずっと使ってていいのに…」
「もう大丈夫！ほら、コートも着てるし！」
だからお願いジヨンくん。早く受け取って。
待っているとジヨンくんがゆっくり私の方を向き、
ギュッ
ストールを持ってる私の左手を握った。
「でもまだ冷たいじゃん。」
声が出ない…
身体が固まる…
頭の中で一生懸命考える。
何て言えばいいの？どうすればいいの？
何も言えなくて、握られた手もどうしていいのかわからなくて、なのに…
ジヨンくんの手がゆっくり動き…私の左手からストールが落ちた。
そしてゆっくりと、優しく、手を繋いだ。
手を繋いだままジヨンくんは、繋いでない左手でストールを持ち、バサバサとストールを振って広げ、繋いでる手の上にふわっと置いた。
手を離さなきゃ…
頭ではわかってるのにそれができない…
このままじゃダメなのに…
「ヌナ？何で何も言ってくれないの？」
聞かれたけど、何も言葉が出てこない私。
ジヨンくんもそれきり何も話さなくなって、
お互い手だけは繋いだまま…
ホテルに着くまで、ずっと繋いだままでいた。
…………
マネ「よし！着いた！A、悪いけど先に出てくれる？少し時間置いて俺らは行くから。」
「わかりました。本当にありがとうございました。」
ジヨンくんからやっと手を離す…
でもやっぱり、最後の指先まで優しく握ってくれるんだね…
「じゃあ、お先に…」
「ん。」
スンリ「ヌナ、おやすみなさーい！」
…………
車から降りると、1度も止まる事も振り向く事もせず部屋に戻った。
何も考えたくなくて、シャワーを浴びたらオンニにメールしベッドに入った。
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がほ(プロフ) - miiさん» こちらにまでコメント下さったんですね^ ^ジヨンのお話はお休みしてますが、好きは変わりません^ ^ (2021年9月25日 16時) (
レス) id: ae37c6ad61 (このIDを非表示/違反報告)
mii(プロフ) - 好きー (2021年9月23日 9時) (レス) id: d47eb74ff4 (このIDを非表示/違反報告)
がほ(プロフ) - リンナさん» リンナさんこんにちは(^ ^)ヌナは韓国語で男の子が年上の女の人を呼ぶ時に使います。お姉さんって意味です(^ ^)オンニも出てきますが、これは女の子が年上の女の人を呼ぶ時に使います。どちらもお姉さんって意味なんですが、男女で呼び方が違うんです(^ ^) (2016年1月24日 11時) (レス) id: b9b3e3aa96 (このIDを非表示/違反報告)
リンナ - ヌナってドゥいういみですか？ (2016年1月24日 10時) (レス) id: 9cedcfc370 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：がほ
| 作成日時：2015年11月19日 9時
