君の手 〜Jiyong〜 ページ35
「ここ座って？で、まずこれで血を拭いて…」
子供みたいにヌナの言う通りに座り、ウエットティッシュを受け取り血を拭く。
「拭けた？じゃあ…」
俺の指に絆創膏を巻きつける。
えっ……
俺の指に触れたヌナの指があまりにも冷たくて驚いた。
「はい、おしまい！いじっちゃダメだよ？」
ヌナが俺に背を向け、元いた場所に戻ろうとする。
本能？わからない。
勝手に体が動いて、ヌナの左手を掴み引っ張った。
マジかよ！
「えっ…！」
「いつから！？なんでこんなに冷てーの！？」
グッと力を込め、握り直す。
「ジヨンくん、手！放して。」
明らかに戸惑ってるヌナ。
だってそうだよな、こんな大勢の人がいる所で…
「やだ。答えて。いつからこんなに冷たいの？」
「ジヨンくん！みんなに変に思われるから！！」
「じゃ答えて！」
「わかんない…。お昼から準備のため空調切れちゃってて…」
放したくないけど約束だから握ってる力を緩めると、スルッと俺の手から離れていく…
「もう行こ？みんな待ってるよ。」
また俺に背を向け歩き出す。
さっきまでヌナの手を握っていたその手で、自分のストールを首から取る。
小走りでヌナに駆け寄り、後ろからヌナの両肩にストールを掛けた。
「ヌナ、何も言わないで！」
ビクッと固まるヌナ。
「一昨日はごめん。傷つけてごめん。でも、あの言葉も、これから言う言葉も本心だから…だから信じて欲しい。俺……ヌナが好きだから…。後で連絡する。ストール外さないで。」
今度は俺がヌナの横を通り過ぎ、みんなの元へ戻った。
スンリ「ヒョン！手、大丈夫ですか！？」
「ごめん、遅くなった。流れ説明してくれる？」
スンリ・テソン「…………」
タプ・ヨンベ「……wwww」
タプ「すげぇな、ヌナはw」
「ヒョンごめん。」
タプ「ばーか。俺ら何年付き合ってんだよw」
みんなごめん。いつもマジでごめん。
それからは俺も気持ちが切り替わり、集中して最後まで無事リハを終える事ができた。
ヌナを探す…
ストール外してないよな？
うん、大丈夫。
肩に掛けたまま、ヌナも荷物をまとめてる。
控え室に帰るのかな？
「ジヨーン！」
ミナヌナ？
ミナ「ジヨンってか、BIGBANGみんなにお願いがあるんだけど…」
「お願い？」
「うん。実はね……」
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がほ(プロフ) - miiさん» こちらにまでコメント下さったんですね^ ^ジヨンのお話はお休みしてますが、好きは変わりません^ ^ (2021年9月25日 16時) (
レス) id: ae37c6ad61 (このIDを非表示/違反報告)
mii(プロフ) - 好きー (2021年9月23日 9時) (レス) id: d47eb74ff4 (このIDを非表示/違反報告)
がほ(プロフ) - リンナさん» リンナさんこんにちは(^ ^)ヌナは韓国語で男の子が年上の女の人を呼ぶ時に使います。お姉さんって意味です(^ ^)オンニも出てきますが、これは女の子が年上の女の人を呼ぶ時に使います。どちらもお姉さんって意味なんですが、男女で呼び方が違うんです(^ ^) (2016年1月24日 11時) (レス) id: b9b3e3aa96 (このIDを非表示/違反報告)
リンナ - ヌナってドゥいういみですか？ (2016年1月24日 10時) (レス) id: 9cedcfc370 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：がほ
| 作成日時：2015年11月19日 9時
