鬼殺隊内で嫌われたので鬼になります。

無限城 ページ11

目が覚めると、見知らぬ幻想的な場所にいた。

神楽(あ、そうだ。童磨に言って鬼になったんだ。)

よく見てみると、髪も膝ぐらいまで長くなってるし
身長も少し高くなった気がする。
目の色も黒から赤になっている。
それと鬼特有の八重歯も。

嗚呼、私は鬼になったんだ。

血気術は使えるのかな。

そう思い、唱えてみた。

神楽「血気術 幻の夢｣

【これは隊士に最悪な夢を見させることができ、
精神不安定にする。】

神楽「血気術 夢からの目覚め｣

【これは首を斬ったと思わせる夢を見させ、
勘違いさせて逆に攻撃する。】

神楽「血気術 恨み夢｣
【あまり連発出来ないが、鬼殺隊全員が自分の事を
恨んでるように見せる夢。】

神楽「血気術 人体夢｣
【自分が愛する人を殺す夢を見せる。
夢だとわかった瞬間殺す。】

って感じです！！
ネーミングセンスなくてごめん。

童磨「お、起きたー？｣

神楽「うん。｣

童磨「うわぁ！人間の時よりも美しくなってる！｣

お世辞が上手なようで。

神楽「ありがとう。｣

無惨「お前が鬼殺隊の者か。｣

神楽「無惨様。｣

【ザッ】

無惨「いいか、お前の名は《かぐや》だ。｣

かぐや、オシャレ！
ーここから【神楽】ではなく【かぐや】になります！

かぐや「素敵な名をつけて下さりありがとうございます。｣

無惨「お前は鬼殺隊最強らしいではないか。
鬼になったことでもっと強いのだ。
期待している。｣

かぐや「期待に応えられるよう頑張ります。｣

無惨「恐らくだが、私の次に強いだろう。
お前は【無限の壱】だ。｣

そうして私の目には数字が記された。

【無限の壱】として。

鬼として。

全力を尽くす。

鬼でもいいから大切にされたかった私。

生きるために罪のない者を殺していく。

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