呪術師は魔法が蔓延る世界へと ____ 。 (ページ2)

今日:1 hit、昨日:19 hit、合計:2,706 hit

Prolog ページ2

ぎぃぃ、と何かが開く音

それと同時に差し込む月明かりに目を覚ます

俺は確か…

「ここに居たんですか、馬車が落としていったんですかねぇ…」

『っ、、！？』

なんだ、ここは…

俺は渋谷に居たはず…

『ぉ、、こ…』

確か漏瑚に会って、七海さんの代わりに全身を焼かれた後七海さんの命令で高専に戻って、、

あれ、戻ったんだっけ、、

その前に息絶えたりしてないよな、？

「──くん、A・カグラくん！！」

聞き心地の良い声が近くですればハッとして顔を上げる。

そこには変な格好をした恐らく成人男性がいらっしゃった。

俺の周り変な格好の成人男性ばっかだな、、

夜蛾学長は893だし、五条はえのき海苔巻きだし、、

「嗚呼、気が付きました？全く最近の若者はぼーっとすることが多いんですかね！」

ぷんすこと怒り出した変な格好した奴から目を逸らせば俺と同い年くらいの子供と目が合う。

『あ』

「、、どうも」

『、御名前は』

裕也「札元裕也です、、」

札元裕也ね、見た感じ術式は持って無さそうだし、この子が連れ出したってわけでもなさそう

『神楽Aです、ここどこかわかる？』

裕也「はい、その…くろ、、変な服の人に聞いたので」

変な服の人、、さっきの不審者(仮)のことかな

『教えてくれない？』

裕也「ツイステッドワンダーランドの、、ナイトレイブンカレッジだそうです。」

『つい、、かれ？何処なのそれ』

裕也「それはわかりません、、」

分からないのか、どうしようかなぁ、、無下限呪術で戻る？でもこの子を置いてく訳にもいかないし、、

「私の話聞いてます！？」

『ごめんなさい聞いてませんでした』

「でしょうね」

『そもそも、あんた誰です？こっち側ではなさそうだけど、変な雰囲気が漂ってる。
それに呪力がまったくない代わりに別の、、何かがあんたの周りに』

「ストップです！！何の話かわかりませんが取り敢えず入学式が！！終わってしまうでしょう！！」

『入学式？なんの』

「この学校のですよ！！」

『ここ学校なん！？はえ、お城かとおもったっちゃけど！』

裕也「方言男子、、可愛い、、」

『裕也？』

裕也「え、あ、なんでもないよ、行こ」

『ん、』