147 真田side ページ47
いきなりお父さんに会うなんて…気まず…。
気さくな人ですごく優しそう。
昨日、泊まったしなぁ…。
父「お母さーん、一人追加で!」
母「はーい!芽依ちゃん?
夏恋、おかえり!
えっ!えっ?夏恋?お父さん!」
父「お母さん、落ち着いて。夏恋のこと送ってきてくれたそうだよ。」
真田「初めまして。真田と申します。」
母「初めまして。夏恋の母です。
ちょっと!俊くん!
やだー!うれしい!」
夏恋「お母さん、落ち着いてよ。恥ずかしいじゃん。」
母「だって!うれしいんだもん!ねぇ?お父さん?」
父「そうだね。お付き合いしてるそうだよ。」
真田「すみません。突然お邪魔して。」
夏恋のお母さん、ほんとにうれしそうにはしゃいでる。
お父さんはちょっと考えてる感じ。複雑そう。
家に入る前からいい匂いがしてたけど
バーベキュー。庭もでかい…。
本格的なバーベキューグリルで肉を焼く人たち。
お母さんが肉を焼く人たちに声をかけると
二人の視線が俺に刺さる。
え…、なんで北山さん?
北山「なんで、おまえこんなとこいるの?
なにしてんの?」
真田「何って…。北山さんこそ、何してるんですか?」
母「みっちゃん!夏恋のか・れ・し!」
北山「はぁ?おまえが?マジ?」
母「みっちゃん、お知り合いなの?」
北山「知り合いも何も…同じ会社、同じ部署、
俺の直属の部下。
毎日顔見てるけど。」
真田「北山さん、何でここに?」
北山「俺の実家、隣。
俺、夏恋のこと生まれる前から知ってる。」
母「みっちゃんは一人っ子だから夏恋のこと、妹みたいにかわいがってくれて…。」
北山「ほんとだよ。みっちゃんと結婚するって
けっこう最近までいってたのに…。」
夏恋「みっちゃん、やめてよ…。」
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作者名:R-りんご | 作成日時:2018年9月28日 8時