tomato tomato 3 (ページ30)

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130　真田side ページ30

さっきから、頭のなかがせめぎあってる。

進んでいいのか、これ以上はいけないのか…。

布団にはいるとパーカーが邪魔だって脱ぐし、
ショーパンだから、すべすべの足当たってるし。

この状態でしてはいけないのか…。
だとしたら、俺はなんの修行をしているのか。

夏恋がベッドの奥に入ったあと、おれもベッドに入る。…つらたん…。

夏恋「ゆうくん？どうしたの？

つかれた？私が戻ってきたから、怒ってる？」

真田「つかれてないよ。怒ってもない。

夏恋がそんなかわいいカッコして隣で寝てるから困ってる。

俺、おとなしく寝てる自信がない。」

夏恋「だって。わざとだもん。」

真田「へっっっ‼」

夏恋「だって、ゆうくん、何にもしてくれないんだもん…。

色気ないから？初めてだからめんどくさい？」

真田「夏恋…。何言ってんの…。」

夏恋「どんなカッコしても一緒だよね。ないものはないんだから…。」

？？頭のなかが混乱を来してる。
なんで、夏恋は俺がどれだけ大事にしてるかわかってくれないんだ。
ない、とは、胸のことね…。
いいんだよ。それくらい…。
たしかに、あるか、ない、だったらないけど…。

夏恋「ごめんなさい…。また空回りしました。

変なこと言ってごめんなさい。」

夏恋がまた泣いてる。不安にさせてるのは俺か。

壁の方向いて、小さな背中が震えてる。
一緒に寝てもいいのかな…。
泣いてるから、一緒にいないと…。