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夢みたい。こんなに幸せなことってあるんだ。
好きな人と一緒に朝を迎えるなんて。
なにもしてないけど。
朝が来て、起きたけど、服もないし、メイク道具もない。
まゆげもかけないじゃん。
お腹もすいたし、どうやって帰ろう…。
真田「夏恋。洗面所適当に使って。
朝ごはん、パンとコーヒーだけしかない。」
夏恋「はーい。」
顔は洗ってみたものの、服はどうすれば?
真田「やっさんが芽依ちゃんから服預かったから持ってくるって。」
よかった。とりあえず、帰れる。
緊張したわりにはよく寝た。
真田さん、いつもにまして眠たそう。
髪、はねてる…。
夏恋「ありがとうございます。
不思議です。なんで、真田さんのおうちで朝ごはん食べてるんだろうって。」
真田「やっさんにはめられてるから。
付き合った日にお泊まりなんて。
もともと、芽依ちゃんのところに泊まるってことになってるんだよね?
家の人、心配してないよね?!」
夏恋「大丈夫だと思います。」
安井さんが荷物を持ってきてくれたらしくて、
真田さんが近くまで取りに行ってくれる。
真田「夏恋が着替えたら送っていくから。」
夏恋「大丈夫ですよ。遠いのに。」
真田「ダメだよ。付き合いたての彼女、一人で帰せないでしょ。」
夏恋「彼女…。」
真田「夏恋、照れてるの?かわいい。」
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作者名:R-りんご | 作成日時:2018年9月28日 8時