近すぎて【衣更真緒】 (ページ10)

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※Happybirthday！ページ10

真緒のバースデーLIVE当日

ファンの皆と楽しんで、凛月からのプレゼントに驚いて

真緒は凄く楽しそうだった

『お疲れ様！楽しかった？』

私はタオルとペットボトルを渡しながら

真緒に話した

｢おう！いやぁ、

凛月のプレゼントと手紙には驚いたなぁ｣

『ふふ、思い出に残る誕生日だね』

｢えっと、A｣

『ん、どうしたの？』

真緒が何かを言いずらそうにしている

｢そ、その…やっぱいいや！

この後空いてるか？｣

『ん？まあ、一応空いてるよ』

結局真緒がなんて言おうとしたのか

分からないままだけど

私は質問に答えた

｢実は、このまま帰るのも勿体ないなぁって思ってさ

もし良かったらだけどこの後付き合ってくれねぇか？

行きたい場所とかある訳じゃないけど、いいか？｣

『もちろん！誕生日ボーイに頼まれて断ったりしません！

じゃあ、少し待っててね。その間に真緒は準備してね』

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

｢おーい！A〜！｣

『お待たせ〜！』

私は会場の入口で真緒が手を振っていたので

そこへ走った

『遅くなってごめんね、どこ行きたい？』

｢うーん、何処でもいいけど俺もお前も飯まだだろ？

一緒に食べに行かないかなぁって思ってさ｣

なるほどね、何食べに行くんだろう

『真緒は何食べたい？』

｢俺はなんでもいいぞ？Aの行きたいところでいいぞ｣

『じゃあ、ラーメンがいいな』

ここは｢誕生日だし真緒の好きなところで｣っていうのが普通だと思うけど、

真緒は気にすんなって言って同じことの繰り返しになるから

ここは、潔く私が言わないとダメなのだ

まあ、私もそこまで鬼じゃないから

真緒の好きなラーメンを選んだ

｢いいのか？俺の好物とか気にしなくていいんだぞ？｣

『いーの、私も食べたいから選んだんだよ』

そう、本当は真緒の為だけど私が食べたいってことにしておく

『いいからはやくいこいこ！』

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

｢美味かったな！｣

そう言いながらお店を出る真緒に合図地を打つ

『はい、これ！誕生日プレゼント！』

私は真緒に紙袋を渡した

｢ん？いいのか！？｣

私はもちろんと自信ありげに答えた

ちなみに選んだのは、無難な文房具とかペンケース

｢すげぇ嬉しい！ありがとな

って＿＿＿｣