検索窓
今日:1 hit、昨日:19 hit、合計:36,000 hit

28 ページ32

『違うから大丈夫、安心してよ零くん。

でもありがとうね?

私が泣いた時いつも心配してくれて、周りを警戒して
ちょっと行き過ぎたことするけど

嬉しいんだ』





そんな零くんの力を貸してほしいよ


私と真緒の喧嘩、いや、私が一方的になんだけれどね


その喧嘩に巻き込んでしまうけれどお願い



零くんには素直に言えるのにさ、真緒には無理だった

悪い方向に考えまくっちゃって…






「それはありがたいのう。でも、大切な妹を心配することは普通じゃよ。


それと、Aはどうして泣いていたのかえ?」





3人もいるけど、話そうかな?

真緒に伝わるのは嫌だけどここで言うしかないよね








『実は、真緒と喧嘩みたいなことになって…

私が一方的になんだけど、逃げ出して泣いて。


訳分からないんだ、自分のしたいことが。






アイドルがキラキラで凄い、自分もそんな
キラキラ輝きたいの。






だからプロデュース科に行かなかった。





でも、本当に自分のしたいことがアイドル
じゃない気がしてきた…





生半可な気持ちで色んなものに憧れて

自分に絶望してるだけなのは分かってる






でも自分の本当にしたいことが分からなくて、



もう受験生だし進路も決めなきゃだから迷ってて…




夢とかもなんもなくて、

凛月と真緒に着いて行くだけで




何もしないのは嫌なの…



先が真っ暗で、私は何をしたらいいのか

何もわからなくて…えっと、』






自分のしたいことが分からない

私も3年生だし、卒業までたった1年


高校は2人に着いてきただけだったから、


もう甘えるだけはいやだ






「Aよ、一旦落ち着こうぞ。

お主の気持ちはよく理解できた。」





感情的になって話してしまった

感情的になると周りが見えなくなる



だからさっきも真緒から逃げてしまった







「その話なら、我輩より適任がおる。

だが、その方も忙しいからのう…」




零くんが目線を私から外した

目線をずらしたその先にいたのは




『その方って、北斗くん…?』




「いや、俺ではない。


はぁ…俺ではなく俺の父か?」




飛鷹先生…?





「そういうことじゃ。


だが、その前に明星くんと遊木くんは
教室へ戻った方がいいぞい」




「えー、俺もAの力になりたい!/ぼ、僕も…!」




2人ともそう言ってくれた

すごく嬉しかった





「お主らの気持ちはよくわかるが、
4人とも行方不明となると大変じゃろう?」


行方不明?

29→←27



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (48 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
173人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:カレー味のもやし | 作成日時:2022年3月10日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。