近すぎて【衣更真緒】 (ページ12)

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Ra*bitsのプロデュースが早く終わった

『ふぅ、帰るかぁ＿＿＿

って真緒？』

靴箱の方へ向かっている時に真緒に会った

｢お、Aも帰るところか？｣

『うん、ってことは真緒も？』

｢おう！方向同じだし一緒に帰らないか？｣

『そーだね！一緒に帰ろ〜』

真緒は部活の後か、はたまたレッスンの後か

部活かな？レッスンだとトリスタメンバーと一緒にいるはずだし

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

｢あ、ちょっと待っててくれ｣

帰っている途中、コンビニに真緒が寄りたいと入っていった

私は外で待つことにした

『あ、なずなん先輩にメールしてないや

レッスンお疲れ様でした！
またお願いします！っと＿＿＿』

私は携帯をすぐに閉じた

人か近ずいて来たからだ。連絡先を見られたら困る

1年の頃に北斗くんにすごく言われた

｢あの、すみません。俺らとお茶しません…？｣

ナンパ…？

こう言うのってどう対応するのが正解なの？

『ッ＿』

｢ねぇ、しようよ？昨日彼女に振られちゃったし〜

お姉さんとお茶して落ち込んだ気分晴らしたいんだよね？｣

なんかわかった。このタイプのナンパはついて行ってはいけない

私は思い出した。

あんずちゃんに絡んでくる薫さんをガン無視していたことを

薫さんの行動もナンパの類いに入るなら、この人も無視をすればどっかに行ってくれる！

｢ねぇ、どう？｣

私は真緒にLINEをする

メールアドレスも見られないし、これは真緒がアイドルとして使うものでは無い

プライベート用的なやつだ

私は“レジ混んでるの？”と連絡した

“早く来て欲しい”とかだったら、この人たちに見られたら真緒が来る前に連行されちゃうかも

怖っ

｢ごめん！遅くなった！

待たせちまったな、A！｣

『ま〜くん！』

｢レジが混んでた訳じゃないんだけど、

選ぶのに時間かかって…

＿＿＿って、こんにちは？お友達ですか？｣

『なわけないよ？さ、行こ』

｢お、おう｣

私と真緒は歩き出した

あの人たちは無視無視、怖いもん

｢あのぉ、お話終わってないんですが？

って、猫かぶり疲れた。そこのやつ置いて俺たちと来いよ？｣

私もあなた達の話つかれたんですが、

早く帰りたいんですよ

私は怖くなって、隣にいる真緒の手を握る

あったかくて、私より大きくてめっちゃ安心する

真緒の手は昔から