弱むし泣きむし意気地なし【鬼滅の刃】

参話 ページ5

白銀Aside

『私は姫柱が来た初日、話がしたいと人通りの少ないところに連れていかれました

そこで姫柱は自らの腕に小刀を刺し、その後悲鳴を上げました

集まってきたのは柱で、姫柱は私が刺したと虚言を言いました

悪い噂に関しては、私は全く関与しておりません

また手柄を奪ったとのことですが、、、自分が弱いのは認めます

しかし姫柱や他の隊士の手柄を奪ってはおりません』

そこまで長々と話すと、御館様は頷いた

産屋敷「なるほど、それ白銀の主張は以上かな？

愛は、何かあるかい？」

姫柱は半分、泣きそうな声で言った

姫川「私は、仲良くしようと声をかけた際に、いきなり白銀さんが小刀で刺してきたんです

「気に食わない」と言われて、思わず泣いてしまって、、、

それから、私の悪い噂を流したり、手柄を奪ったりされました

それでも私は白銀さんと仲良くなりたいと努力しています！」

顔にはっつけたような人懐っこい笑顔

その隣で、「やっぱり愛ちゃんにはすごくキュンキュンしちゃうわ！」と恋柱が呟いた

産屋敷「二人の主張の食い違いはこうだね？

Aは愛が自分で自分の腕を刺し、自分は愛には全く関与していない

愛はAが自分の腕を刺してきて、「気に食わない」と意地悪をされている

どちらが嘘をついているのかはわからないが、このことを踏まえて君達にはちゃんと考えてほしい」

御館様がそう言うと、風柱が口をはさんだ

不死川「御館様、嘘をついているのは白銀です

今まで全く反論しなかった奴が行っても、信頼がありません」

伊黒「不死川の言う通り、姫川が被害者のはずです」

産屋敷「実弥、小芭内。君たちは勘違いをしているね

私は信頼しろ、と言ったわけではない。考えろ、と言ったんだ

それに、君たちは実際にAが愛を傷つけたところを見たのかい？」

そんな柱の言い分を、またもうまくくるめてしまうようだった

柱は盲目、簡単に略せばそう言ったようなものだ

御館様「Aと愛は接触を避けること

いいね？他の皆も、証拠がないのにAを責めすぎない事」

『「「「御意」」」』

そして、今日の緊急柱合会議は終わった

姫川「あの、し、白銀さん！ちょっといいかな？」

帰ろうとした時、姫川さんが私を引き留めた

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