手 ページ30
グルッペンside
グ「、、、」
俺は不安でAの様子を見に行くことにした
厨房、部屋、書記長室、中庭、畑、廊下、図書館、訓練所
しかし、何処をさがしてもAは見つからなかった
ロボロに頼んで、監視カメラで探しても、見つからなかった
俺は嫌な予感がした
監視部屋から飛び出し、階段を駆け上がった
長い階段を駆け上がり、屋上のドアを勢いよく開けた
俺の視界に入ってきたのは、今にも落ちそうなAだった
グ「A！！！」
間に合え！
腕を前に伸ばし、ギリギリAの腕を掴んだ
Aは驚いて俺の方を見た
その目に光はなく、ただただ絶望の色が浮かんでいた
『、、、なんで？』
グ「なんでって、、、！お前は大切な仲間だからだ！！！」
Aは笑った
『仲間？あれだけ裏切らないと言っておいて裏切ったくせに今更仲間？』
裏切った、、、
その言葉は俺にとってはこの上なくつらい言葉だった
俺はAを裏切ったのか、、、？
知らないうちに、、、？
いや、俺が助けるのが遅かったんだ、、、
グ「頼む！A」
Aは呆れたように言った
『何を？俺は死んでもいい存在なんだろ？』
グ「違うんだ！」
手が滑りそうだ
俺は両手でAの腕を掴んだ
グ「頼むから！生きてくれっ、、、！」
『離せよ』
グ「離すものか！」
『お前も道連れにするぞ？』
そう言ったのはAの脅しなのだろうが、俺は聞かなかった
グ「お人好しのお前が、そんなことするわけないだろ」
この言葉にAはすこし反応した
『お人好し？それじゃそうじゃないことを見せてやろうか？』
グ「っ！？」
Aが腕を伸ばし、俺の腕を掴んで引っ張った
俺は片手で塀を掴んだ
Aの腕を掴んでいる手は、もう今にも腕を離しそうだった
『ほら、やっとお別れだ』
グ「っ！A！」
俺の手の中からAの腕がするりと抜けた
その時だった
「死ぬな！」
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そらまめ - 零さん» ありがとうございます！レイさんも頑張ってください！毎日確認しに行きます！ (2019年5月23日 14時) (
レス) id: 7faa8e2c96 (このIDを非表示/違反報告)
零(プロフ) - そらまめさん» え、本当ですか！？ありがとうございます…！素敵な作品作ってる作者様に読んでもらえてるとは…めっちゃ嬉しい…(´；ω；`)モチベ上がりました…応援してるので(？)更新頑張ってください！！！！ (2019年5月22日 20時) (レス) id: 8f42cb60b1 (このIDを非表示/違反報告)
そらまめ - え！？レイさん！？小説読んでます！コメントありがとうございます！ (2019年5月20日 23時) (レス) id: 7faa8e2c96 (このIDを非表示/違反報告)
零(プロフ) - すごい面白いです！ちはやさんとあっきぃさんが出てきて驚きました…最高です！！！！これからも頑張ってください！ (2019年5月20日 20時) (レス) id: 8f42cb60b1 (このIDを非表示/違反報告)
そらまめ(プロフ) - チ「えｗ？」 (2019年5月18日 16時) (レス) id: 7faa8e2c96 (このIDを非表示/違反報告)
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