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Aの意識が浮上する。あまり開かない目を開けて、体を起こそうとするが、あまりにもふかふかのベッドを前に起きる気が伏せた。
羽毛に包まれているような、ゆりかごに揺られているような快適さ。ふわふわだから全く寒さを感じず、ふわふわだけど暑すぎることはない。ここが天国……なんて思いながらただただボーッと微睡んでいた。そんな安らぎはすぐに終わる。
なぜなら知らない男が目をカッと開きながら自分を見ていたからだ。
自分はなぜこんなところで寝ているのだろう、とぼんやりとしたAの頭を急激に活性化させる。あのAを神様と呼んでいた変な信者が実は悪魔で、さらに途中からきた天使に連れ去られた。誘拐という言葉が浮かんできたのと同時に声を掛けられる。
「おはようございます、神様。」
「あっはい。おはようございます……。えっと、ここは…。」
その男の頭にはやはりというべきか、天使の輪があった。
しかし違うところといえば、その男のヘルメットから角が出ていて、ゆらゆらと白い尻尾が揺れていることだろう。
「ここは神様の部屋です。事前に用意してはったんですけど…なにか気になるとこありますか？物の配置は？欲しい物は？部屋の明るさは？寝心地や居心地は？寒かったり暑かったりしません？嫌なとこあったら言ってくださいね。ワイが今すぐ変えるんで。」
小さく開かれた口からは鋭い歯が垣間見える。
その男は天使なのか、悪魔なのか。
どっちつかずの容姿にAは疑問に思いながらも、明らかに人間ではないということだけは分かった。マシンガンのようになにか粗相が無いか聞くその男にAは答える。
「いえ、大丈夫です。貴方は？」
「あっ……ごめんなさい。先に名前名乗るべきでしたわ。」
その男はハッとしながら申し訳無さそうな顔をして言った。
syp「ショッピです。ずっと待ってましたよ、神様。」
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通りすがりの一般人 - コメント失礼します！こんな可愛いヤンデレもいらっしゃるんだなと癖にブッ刺さりそのまま沼に落下しました。寒さも厳しくなってきているので無理せず作者様のペースで頑張ってください！ (12月19日 1時) (
レス) id: 3abe2dada4 (このIDを非表示/違反報告)
るそーる(プロフ) - 日本語不自由ちゃんさん» 何回も！？沢山読んでくださりありがとうございます✨誰かに刺さったらなぁ…と思ってたので癖に刺さって何よりです……💕更新頑張ります！！ (10月8日 19時) (レス) id: c31ef83bb0 (このIDを非表示/違反報告)
るそーる(プロフ) - 哀歌さん» コメントありがとうございます🙇ちょっとメンタル的に弱々しいヤンデレをコンセプトに作ったものなので、可愛いと言ってもらえてとても良かったです……😌✨ (10月8日 19時) (レス) id: c31ef83bb0 (このIDを非表示/違反報告)
日本語不自由ちゃん(プロフ) - コメント失礼致します。ほんとにほんとに人生で生きた中で性癖に刺さりまくった作品でだいすきで何回も読み直したです。更新頑張ってください（ ; ; ） (8月17日 4時) (レス) id: b80ccc6ac9 (このIDを非表示/違反報告)
哀歌 - ヤバイ！！！やんでれが可愛すぎる............！！！ (7月26日 7時) (レス) @page11 id: b3274f6834 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：るそーる | 作成日時：2023年1月29日 16時
