検索窓
今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:2,707 hit

5 ページ5

「……さとみはさ、」




「うん」




「かっこいいし、勉強もスポーツもそこそこできるし、気遣いできるし、かっこいいし、モテるじゃん。」




「おう、今かっこいいって2回言ったな。」




「それ今指摘する??


……まぁ、好きだけど私の事なんて友達ぐらいしか思ってないんだろうし、どうせカシオレ1杯で「どうしよう、酔っちゃった〜♡」って将来言う、コスメデコルテのフェイスパウダーの80番使ってそうな女子が好きなんでしょ。」




「なんかやけに具体的だな、それ。」




「でもわかるでしょ?」




「わかるけどさw」




「どうせ叶わないぐらいなら新しい恋をして、この気持ちを忘れた方がいいのかなって」




「勝手に判断したわけだ。」




「まぁ、そういうこと、ですかね。」




私のなんとも歯切れの悪い言葉に、さとみはため息をこぼす。


だって、ほんとにそう思ってたんだもん。

釣り合わないんだと、辛いだけの好きなら、諦めてしまえばいいと思っていた。

6→←4



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (13 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
8人がお気に入り
設定タグ:stxxx , sxpx ,
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:たこてん | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2023年4月23日 14時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。