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「……さとみはさ、」
「うん」
「かっこいいし、勉強もスポーツもそこそこできるし、気遣いできるし、かっこいいし、モテるじゃん。」
「おう、今かっこいいって2回言ったな。」
「それ今指摘する??
……まぁ、好きだけど私の事なんて友達ぐらいしか思ってないんだろうし、どうせカシオレ1杯で「どうしよう、酔っちゃった〜♡」って将来言う、コスメデコルテのフェイスパウダーの80番使ってそうな女子が好きなんでしょ。」
「なんかやけに具体的だな、それ。」
「でもわかるでしょ?」
「わかるけどさw」
「どうせ叶わないぐらいなら新しい恋をして、この気持ちを忘れた方がいいのかなって」
「勝手に判断したわけだ。」
「まぁ、そういうこと、ですかね。」
私のなんとも歯切れの悪い言葉に、さとみはため息をこぼす。
だって、ほんとにそう思ってたんだもん。
釣り合わないんだと、辛いだけの好きなら、諦めてしまえばいいと思っていた。
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