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知念side
4月13日
桜吹雪高等学校の入学式
朝は早く起きたから余裕を持って出てきたんだ。
僕は歩きで学校まで行くから、この桜並木の道を通る。
桜並木から桜の花びらが舞っていて、
暖かな風と共に君の姿が見えた。
君は、桜を優しく手にとり、
触れれば、壊れてしまいそうな。そんな笑顔で笑った。
その顔が息を呑む程綺麗で、思わず立ち止まってしまったんだ。
親が離婚して、父のところに行ったけどすぐ女と出てっちゃったんだ。僕を捨てて。
だから、人に愛されると言うことが、僕は好きじゃない。
＿愛された分だけうらぎられた時の痛みが大きいから。
自分が傷つくくらいなら、人を愛さない方がマシだって思って生きていたから人に寄りつかない性格になり、人から好かれない性格になった。
それは、高校が始まっても変わらなかった。
僕はこの時自分の気持ちが分かったんだ。
これが
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿一目惚れ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿だって。＿＿＿
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作者名：nonka(*´ ˘ `*)♡ | 作成日時：2018年12月27日 14時
