二十四話 ページ29
、
「ほォらどうする?言うのか言わねェのか」
「俺は、どっちでもいいんだぞ?」
目の前には、悪人面した先生と…寧々ちゃん
普通なら、私は、ここで助けるんだろうけど
今回は…できない
「い、言う!言います!」
そう言って、マイクを握り直す寧々ちゃん
待て普、扇子持って応援するのは流石にどうかと思うぞ
「わ、私の…私の、秘密は…!」
…時は、数十分前に遡る
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「わー土籠が怪異だったなんて驚くなー」
「お前、絶対驚いてねェだろ…」
当たり前
驚く要素が無い
…寧々ちゃんと源くんは、驚いてるけど
「ま、まさか…学校の先生が、怪異だったなんて…!」
寧々ちゃんが、土籠に向けて呟いた
…私の件で、学習しないのかな…
「そう珍しかねェよ。実際、人に紛れる怪異は相当数いる。俺達怪異は、噂が絶えれば此岸にいられなくなっちまうからなァ」
…私の噂、無いんだけど…
誰かが流したか、それとも、免除か…
…まあいいか
「というわけで、寧々ちゃんの周りにも、人じゃないのが混ざってる…かも、しれない」
私も、よくわからないけど
…帰りたい
「え!?それって、かなり危ないんじゃ…!」
源くんと寧々ちゃんは、焦った顔をして、私たちに言った
…まあ、それは、普たちが守るから大丈夫
そう思った直後
私の頭の中に、ノイズ音が聞こえたあと
ある可能性が出てきた
ー土籠は、私の記憶を知っているかもしれない
…┏ぜ、きづか@かったのか…
わ?し・、あま?た ち が離し?ʕるのを無死して!、ちご…り?にちかЩ った
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
…あれ?
サウべ…何か、おかしくない?
目が、グルグルしてるっていうか…
サウべは、土籠のところまで、おぼつかない足取りで進んでいった
…怪しい
俺は、サウべの隣まで走った
ヤシロたちは、まだ気づいていなかった
土籠もだ。そもそも、サウべが怪異ということも知らないからね
早く、止めないと
俺の直感が、そう言った…気がした
サウべが、土籠を殴ろうとしたのと
俺が、サウべの手を止めたのは
…ほぼ
同時だった
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エユ(このみ☆)(プロフ) - 加奈さん» ありがとうございます!最初のあたりはかなり大雑把な文になっていますが、ちょっとずつ進化してるので御安心を…最高だなんて…嬉しいです! (2019年8月14日 14時) (レス) id: 565c3a754b (このIDを非表示/違反報告)
加奈 - こういうダウナー系の主人公待ってました…最高。 (2019年8月14日 11時) (レス) id: c9f0456c30 (このIDを非表示/違反報告)
エユ(このみ☆)(プロフ) - 黄泉さん» ありがとうございます! (2019年4月30日 22時) (レス) id: 565c3a754b (このIDを非表示/違反報告)
黄泉 - とっても面白いですね! (2019年4月30日 14時) (レス) id: 4a1429c7dd (このIDを非表示/違反報告)
木の実☆(このみ☆)(プロフ) - 空(くう)さん» ありがとうございます!わかりやすくては良かったです…!(*^▽^*)更新、これからも頑張ります!(*・ω・)ノ (2018年9月30日 19時) (レス) id: 565c3a754b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:木の実☆(このみ☆) x他1人 | 作者ホームページ:なし
作成日時:2018年9月17日 21時