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四十三話【追憶*女王の鎖】 ページ3

A「.......何時から....壊れたのかしらね....もう寝よう...何もかも忘れるために...
」___________________________________________

二年前のある日のこと...

A「....マ、マネージャー....?」

レオ「そう!マネージャー!」

敬人「すまないな、雪城。普段は、どうしても必要と言うわけではないんだが...一時的に必要になってな」

A「えっと....そんな事を言われても....てか、私じゃなくても...(レオ「お願い!てか、お前だから誘ってるんだけど?」....は?」

理解が出来ない

急に教室に来て、弓道場に連れてこられて、マネージャーになれだの、お前だから頼んでるだの...私は必要とされる人間じゃないのに...

敬人「月永がどうしても、お前じゃないと嫌だ、と言っていてな」

A「...月永くんが....??」

ますます、分からずに首を傾げてしまう

レオ「お前の演技凄かった!普段とは比べ物にならないくらいキラキラしてた!」

A「え、えっと....?」

敬人「この前、全生徒の前でやった妖と人間の恋物語の事だと思う」

A「あぁ...九尾の狐のやつか...でも、アレは....」

レオ「何でだかブーイングが飛んでたよな!周りの奴らは、お前たちの演技が分からない一般人だよな!あ、でも一般人でも、あの演技に心打たれる気がするけどな....?」

A「仕方がないよ。私は嫌われ者だからね...(あの時は、渉にめいわくかけちゃったな...)」

敬人「あれは仕組まれていた事だ。何者かは知らんが、殆どの生徒がブーイングを飛ばすのは可笑しいしな。心当たりは無いのか?」

A「あるとしたら...多分...普通科の女子生徒のリーダー格の子かな。聞いた話によるとアイドル科の男子にお兄さんが居て、そのお兄さんは人気ある人だって聞いたし...まぁ、私一人だけアイドル科の所に居るし...本当は、演劇科受けたんだけど...美咲先生が...」

レオ「みーちゃん先生が?」

敬人「あの人は、何故か権力があるからな...」

A「あの人は、過去が謎に包まれてる...」

だいぶ話がそれている気もしたが、気にせずに話す

敬人「まぁ、それは置いといて....雪城、マネージャーになる気はないか?もちろん、一時的なものだが...」

蓮巳くんが、気づいてくれて良かった...
このままじゃ、愚痴大会になっていた

レオ「あ、忘れてた!」

A「忘れてたんだ...」

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作者名:十二天将朱雀 | 作成日時:2019年6月26日 14時

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