残念ながら凡人でした 【銀魂】【沖田総悟】

弐弐 職が欲しい ページ23

「近藤さんあの私、働きたいんです…」

「駄目です！」

「そんなの駄目です！」


今、おとんのこと説得してるんやけどあかんなぁ…
私はニートからフリーターにメガ進化したいんや！


「おとん！！私、子供じゃないんよ？なぁ…お願いや！！」

「いやいや、くそガキだろィ」

「 brother は黙ってて！お願い farther！！日が昇ってるうちに帰ってくるって約束するから」

「んー…………あそこのバイトなら許してやろう」

「おとんありがとう！！」


あそこのバイト？
本当は、WARCベリーBLACK っていうお店があったから探してもらおうかと思ったんだけど。
あっちで言う、Helloワークみたいな
そういやベリーってラズベリー？黒いラズベリー？
意味不やわ。意ーー味ー不ーー！！


「今日にでも、いいか聞いてみるよ」

「ありがとう！お父様！！」


本当に、お父様様だよ。流石局長！流石、アマゾンの王！！


「お前ィ女中の仕事してるだろ？なんで他に仕事なんてすんでさァ。金なんていらねェだろ？」

「私が稼ぐのは、真選組の皆さんへのお礼です。あ…駄目って言っても聞きませんよ！私、そうでもしないと腰が９０度に曲がったままになります！」

「ちっ…さっきのに絶対服従っての入れとくんだったな…駄目って言ってもほんと聞かねェよな」

「そんな！お巡りさんなら人権守って下さいよ！
もちろん人参じゃないですよ！！人参違います！」


このお巡りさんなら、江戸を征服しかねない！


「そんなこと分かってらァ。まあ、せいぜい迷惑だけはかけんなよ」

「へい！兄貴！！」














「獏３世よ。まさか失敗したとは言うまいな？」

「ごめんなさい！！どうかお許しを……」

「まぁ良かろう。あまり期待なぞしていなかったからな。それより何か掴めたか」

「あっ！！はい。あの娘を沖田という名の男が抱き締めているのを見ました。そして電話番号を娘に渡して参りました！」

「沖田………近藤と土方はまだ気付いていないのか？愚かな野郎どもだ。で、あっちはどうだったか？」

「少しずつですが、変化は見られます。このままならいずれは……私の力に頼る時が来るでしょう」

「そうか。時を見て、また考えるとしよう。
だが……少し、厄介なことになったな…」

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