残念ながら凡人でした 【銀魂】【沖田総悟】

拾 マヨラーとドS ページ11

「今日の当番、マヨらー土方なんだよ…他の奴が変わるって言ってもあいつ頑固だから…」



「土方さん…私、手伝いますね！あっ…それは、駄目ですよ！！」

「何でだよ！みんなこれがねぇと元気に…」

「土方さん。あっ…ごめんなさい。マヨ落としちゃった！！」

「あぁ！俺のマヨぉおお！！」

「あぁ…いけない……目眩が！！うわぁ！！マヨ踏んじゃった！！！」

「マヨぉおおおおお！！！！」


春ちゃん…抜けてそうに見えて、あれは結構な…
俺が、頼んだが、トシの奴の方が可哀想に見えてきた…


「春村さん…中々でさァ…でもやるからにはもっと……」

「ちょっと？！総悟くん！？」


総悟の奴……対抗心燃やしてやがる…
とんだドSコンビだ…


「逃げろ！！みんな逃げろぉお」

「すいやせんねェ、土方さん。悪気ないんでさァ」

「土方さん！！ごめんなさいあぁ…また！！」


春ちゃんはふとした時に、Sが目覚めるタイプだ！
普段優しい人程怒らすと怖いってやつ！！


「オメェら肝に命じておけ！！春ちゃん怒らせたら人生終わっかんな！そこに総悟が加わったらおしまいだ……江戸が消滅しちまう！！
いいか！分かったな！！」

“「はい！局長！！」”








夕食を食べて、お風呂に入って憧れの真選組屯所だから、庭を歩こうかなって靴を履き外へ出る


「あっ……猫。おいでおいで！あぁ…」

「嫌われてやんの」

「沖田さん！ミーティングさぼっちゃ駄目ですよ」


そんなことを言葉にしたけど、内心すごく喜んでる自分がいる。
めんどくせェからと言いながら縁側に腰をかける。私も、縁側に腰をかけた。


「さっき、すごかったな。お前ェも結構Sだな？土方暗殺するの協力すっか？」

「あはは…私、自分の中で何かがブチッっと切れるとあぁなっちゃうんです……
暴れ出したら、牢屋にでも閉じ込めといてください。ははっ」

「ぐるぐる巻きにして、縛り付けてやらァ」

「私、今日？っていうかこっちに来て、嬉しいこといっぱいありました。怖い目にもあったけど
たくさんの優しい人と出会えました…
何より……私、沖田さ……」「マヨの恨みはらしてやるぅうう！！」

「わっ…土方さん…」

「土方……お前ェいい度胸だなァおい！！かかって来いよこの野郎！！」


次第に人が集まって来て、部屋の明かりが漏れて明るくなる。ずっと寂しかった。暗くて、誰もいない、来ない部屋にいるのは。
お母さん。私は……強くなりたい。
私の側にいてくれる人を守るために……

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