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光「やぶ！セッションしよ！！」
風呂から上がってタオルで髪をくしゃくしゃと拭いていると
光がドタバタと効果音が付きそうな走り方で
俺に向かってそう呼びかけた
宏「光髪乾かしてないじゃん、」
光「ずっと薮のお母さんにお料理教わってたんだ！」
宏「じゃあ髪乾かしてやるから、その後セッションしような」
光「うん！」
．
．
ブオォ〜という大きな音と共に光の髪が揺れる
こんなに光の髪をまじまじと見るのは初めてで
こげ茶色をした光の髪
少し毛先は傷んでいるように見えるが、
手櫛で梳いたらサラサラと指の間を通り抜けていった
宏「髪、サラサラしてて綺麗」
光「全然だよ、……毛先、傷んでるし切らないとな…」
宏「俺も伸びてきたから切らないとな…
次の服装検査で引っかかりそう」
暫くして光の髪を乾かし終え、
次は自分の髪を乾かす
光「薮！俺が乾かす！」
宏「いいよ別に」
光「いいからいいから〜！」
俺からひょいっとドライヤーを奪って
スイッチを入れると、ブオォ〜というドライヤーの音に
少しビクッとする光
別にいいよという俺の顔を正面に向かせて、
優しい風を当てる
温かい風がふんわりと俺の髪を撫でてとても気持ちがいい
光「どう？」
宏「気持ちいいよ」
光「んふ…ならよかった」
少ない言葉を紡ぐだけ
それでもなんだか満足してしまった
…またこの感情
俺はまだ、
それに名前をつけることができるほど人生を生きていなかった
暫くすると、光が終わったよといって音が消えた
急いでケースからベースを取り出してきた
宏「急かすなって、ちょっと待って」
光「うん！」
宏「はい準備完了、いくよ？」
3.2.1.とお互いの目や口でテンポをとり始めた
重く低いベースの音と、少し高めで主旋律を弾くギターの音が
凄く心地よい
その音は、泡となり鼓膜の奥の脳を揺らし消えていく
光「ふふっ、楽しい」
ふと光の口から漏れ出たそんな言葉
当の本人はまるで隠し事がバレたかのような顔をして
俺に照れ臭そうに笑いかけた
光がそうやって笑ってくれるなら俺も嬉しい
楽しいと思ってくれているなら
ずっと光の隣で俺は主旋律を奏でるよ
宏「おれも、」
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ゆう(プロフ) - ついったーアカウント作らせていただきました！移行先の作者欄等にアカウント載っているので、そこから是非！ (2018年12月28日 19時) (
レス) id: c99712b03d (このIDを非表示/違反報告)
美々羽(プロフ) - ゆうさん» はいっ!よろしくお願いしますねっ!! (2018年12月27日 11時) (レス) id: da4636be30 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - 本当ですか(；；)← ついったーで専用垢作ろうかな…またアカウント作れたら報告致しますね！ (2018年12月27日 7時) (レス) id: c99712b03d (このIDを非表示/違反報告)
美々羽(プロフ) - 初コメ失礼しますっ。よかったら、Twitter、繋がっていただけませんか!! (2018年12月27日 1時) (レス) id: da4636be30 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆう | 作成日時：2018年12月20日 17時
