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あれから頑張って約2時間。昼食ができました。人数は多いけど、別に苦ではない。テツも気心知れてて近況報告とかしながらつくったしね。
メニュー
・サラダ(ゆで卵入り)
・コーンスープ
・野菜カレー
・鶏肉のトマト煮
・ゼリーorヨーグルト
お昼としては普通の量かな。盛り付けはセルフ。理由は人によって食べる量が恐ろしくて、見てられないからね。全員よそいおわると、征十郎の合図で食べることになった。
「Aとテツヤありがとう。」
『ありがとうございます！』
「では、いただきます。」
『いただきます！』
示し合わせたように全員が、カレーを一口食べると沈黙が続いた。えっ、美味しく作れたと思うんだけど・・・。周囲を見渡すと誠凛とか桐皇の何人かは泣いていた。
「えっと、口に合いませんでしたか？」
「違うんだ・・・合宿で、こんなに美味しいものが食べられるとは思っていなくてだな。」
日向さん・・・！
「ほんま、その通りや。うっまいわ。青峰が絶讃してただけあるなぁ。」
今吉さんも笑顔で・・・！
「Aちん、やっぱ最高。美味しいよ〜」
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「本当、真ちゃんもほめてたぐらい旨い。合宿のご飯のレベルじゃないよね。」
真太郎もツンデレだねぇ。
「あぁ、もう最高っすよ。Aっち〜結婚してほしいぐらいっす。」
んっ、命知らずだね涼太！
「ごめんね、私には最愛の相手がいるから。もう人生余裕で捧げてるから！」
「知ってるっすよ〜。赤司っち、本当羨ましいっす！」
「涼太、結婚したいとか冗談でも言わないでほしいね。この意味、分かるよね？」
「はいっ。」
あら、魔王様の降臨。元帝光の皆で集まっていた為変わらないなぁみたいな目で見られていたが他校から見ると異常なようで。
「ちょっと待て、黒子詳しい説明を頼む。」
後ろのテーブルに居た火神君がテツに肩を叩いていた。誠凛も他校もコクコク首を縦に振っている。
「えーと、Aさんと赤司君の関係性は、いわゆる幼なじみ兼恋人といったところですね。あとはお二人に聞いてください。」
テツが興味が無さそうにしているのはきっと、量が多いご飯をどうやって減らすかだろうな。
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作者名：希奈 | 作成日時：2017年3月29日 15時
