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「うん、そーだよ。」

「アメリカの人なんだー。まあお兄ちゃん稼いでるから問題はないけど学生結婚なんて早まったね。」

お兄ちゃんは、パパと同じように会社を立ち上げていて上手くいっています。それにしても学生結婚だとは思ってなかった。だが、私は油断していた。

「だって、子供にパパが居ないのはどうかと思うんだよね。」


・・・えっと、それは。つまりできちゃった婚というものでは?

「つまり、私おばさん?」

「そうそう!今3ヶ月なんだよね。」

「代わって、相手の人に。」

ものすごく、罵りたいけどその前に相手の人に謝ろう。

「Hi!Are you Manato's sister?」

活発な女性の声だった。どこかで聞いたことがあるような。

「Yes,I am. My name is A.
Please tell me your name.」

「Sure,って悪かったな!私は日本語話せるから安心しろ。私の名前はアレクサンドラ=ガルシアだ。」

日本語が話せることに安堵感を感じた。

「ありがとうございます、アレックスさん。失礼ですが、元WNBAの選手で間違いありませんか?」

「おおー、そうだ!よく知ってたな。」

やっぱりアレックスさんだよー。言っておこう、私の目の前にはエレガントヤンキーの氷室さんがいらっしゃいます。

「あの、それと結婚おめでとうございます。それから妊娠も。」

一瞬は、順番が違うことに不満を言いそうになったが幸せそうな様子を感じれば何も言えない。


「ああ、本当に良かったよ。まあ、最初は10も歳の離れたやつと結婚する気なんてなかったけどな!」

正直だなー。けど、私としては結婚も妊娠も素直に良かったと思うし羨ましい。私は、考え方は古いかもしれないけど1人の女としての喜びを感じたいのだと思う。

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設定タグ:黒子のバスケ , 赤司征十郎 , 洛山   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:希奈 | 作成日時:2017年3月29日 15時

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