なーな ページ7
⋆͛*͛ ͙͛⋆
【金田一side】
校舎に入ろうと、扉を開けようとすると
ガタッと扉が音を出した。
金田一「鍵、かかってますね」
松川「･･･そりゃあそうだよな。」
苦笑いを浮かべる松川さん。
岩泉さんが「窓ガラス割って入るか」と真顔で言ってきた･･･
皆「「「え」」」
みんなが岩泉さんを見て、固まる。
岩泉「冗談だ。」
い、岩泉さんが言うと
冗談に聞こえないからやめてほしい！！
それから、どこか入れる所がないかと歩き回ると
保健室(1Ｆ)の窓が空いてるのに気づいた。
不用心だな、なんて思いながらも「肝試しを提案した張本人」としては少しホットした。
靴を手に持ち、順番に中に入っていく。
窓開けて換気できてた筈なのに、ムワッと生暖かい何かが一瞬だけ体に纏わりついたのを感じた。
金田一「？？」
なんだ今の？
渡「どうした金田一？」
金田一「いえ、なんでもないです！」
＊
ﾎﾟﾁｬﾝ、ﾎﾟﾁｬﾝ
保健室を後にした俺たちは廊下を歩いていた。
じわっと青く光る青桜は、昼とは比べ物にならない神秘的なオーラを纏っていて
目眩がしてしまうほど綺麗だ。
ﾎﾟﾁｬﾝ
国見「なんか水の音しませんか？」
松川「きっとどっかの蛇口がしっかりしまってないんだろ」
何か不満そうな国見。
視界が暗いから、音に敏感になってんのか
俺も音に少しの違和感を覚えていた。
ﾎﾟﾁｬﾝ
花巻「･･･」
ﾎﾟﾁｬﾝ
階段を上り、２階へ行くと理科室へ向かった。
よく聞く「人体模型の七不思議」
人体模型が校舎を走り回ってるってやつ。
京谷「お前、走んのか？」
京谷さんが真顔で人体模型で聞いてる。
えっ、え？？
実は天然なのか？？
及川「走るわけないでしょ、狂犬ちゃん。」
人体模型「俺、走れるよ」
その言葉にみんなが馬鹿みたいに驚き
みんながスマホのライトを人体模型に向けた。
岩泉「なにしてんだ松川」
松川さんが人体模型の後ろに隠れ、喋っていた。
松川「悪い悪いw」
全く悪いと思ってなさそうな謝罪をしながら、松川さんは人体模型から離れた。
そして理科室から出ようとした時
ガシャン！！
人体模型が突然倒れた。
渡「ま、松川さん！一応学校の物ですから大切に扱って下さい！！」
珍しく声を張る渡さん。
松川「え、いや、今は俺なんもしてないよ」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 147人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ハイキュー」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
うみ - 陰陽師系のお話大好きです！楽しみにしてます！ (2020年7月11日 14時) (
レス) id: 18bcd91a66 (このIDを非表示/違反報告)
笑子。@Get along 同盟(プロフ) - 好みに刺さるｯｯｯｯ！更新頑張ってください！応援してます！ (2020年7月10日 10時) (レス) id: 3b8e056261 (このIDを非表示/違反報告)
夜舞希色(プロフ) - 何ですかこの面白い作品は！！！私の求めていたものじゃないですかぁ！！！更新、楽しみにしてます( ≧∀≦)ノ (2020年7月10日 1時) (レス) id: 619087ccaf (このIDを非表示/違反報告)
どん(プロフ) - 面白いです。続き楽しみにしています！ (2020年7月9日 18時) (レス) id: 85f455c3e3 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：慈那子 | 作成日時：2020年7月8日 0時
