知り合いなはずがない【梅原裕一郎】

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梅原Side



梅「じゃあ俺下に居るから、何かあったら呼んでね」

『はい』


そっと扉を閉じ、一階に降りる。


大っきくなったなぁ、Aちゃん。


まさか俺のファンになってるなんて思わなかったけど。



前はあんなに『ユウ兄！ユウ兄！』って寄ってきてたのに今じゃ顔を真っ赤にして目すら合わない。



ま、それも可愛いけど。




Prrrr…


梅「もしもし？」

？「あ、梅ちゃーん？…なんか楽しそうな声だね」


マジか、俺そんな声してたか。


梅「で、何の用？」

？「今日遊びに行ってもいいー？」


良い、と言おうとしたところで思い留まった。

そういえばAちゃん声優好きなんだっけ？

疲れてるだろうに声優ぶっ込むのは可哀想かな…


梅「今日は駄目」

？「あ、もしかして知り合いの子来てるの？」

梅「そう。余計疲れちゃうだろうから」

？「いいお兄さんやってるねぇ」

梅「うるせぇ」


その後しばらく話してから、また今度会わせると言うことで話をまとめて通話を終わった。




そろそろ夕飯の準備するか。

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