知り合いでした【梅原裕一郎】

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声優全「「Aちゃん、受験お疲れ様〜」」

『ありがとうございます。受かってるかはわからないですけどね』

斉「いやいや、普段から人気声優の側にいるんだよ？大丈夫だって」

西「スタジオ見学にもよくいるしね」

『それで受かるといいんですけど…w』


雰囲気は完全飲み会モード。

テーブルの上にはたくさんの料理が並び、ついでに飲み物も大量にある。


花「いつかAちゃんと仕事出来るのかー！楽しみだなー」

木「俺絶対恋人役やる」

『プレッシャーかけるのやめてくださいよ』


それにもし仮に受かって、卒業してデビューしても仕事が貰えるとは限らないし。


西「そっかー、Aちゃんも高3かー」

斉「なにしみじみとしてんの」

西「初めてあった時のこと考えたら大人になったなーって。最初はあんなに距離感あったのに」

『だって人気声優ですよ？』


ただのファンだった私が、知り合いが声優さんだったと知り、そこから輪が広がっていった。


割と初期の方から知っている壮馬さんと西山さんが微笑む。


斉「顔つきも大人っぽくなったしねー」

『そうですか？』

西「そうだよ〜。ね梅ちゃん！」

梅「んー、まぁそうだね」


優しい笑顔で見つめられ、心臓が跳ねる。


ちょっとはこの人たちに近づけたのかな。



暫くして、全員の注意が私と梅原さんから逸れたタイミングで梅原さんが耳元で囁いた。


梅「可愛くなったよ」

『もう…』


赤くなる顔を必死に隠した。

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