知り合いでした【梅原裕一郎】

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斉「そういえばさ、Aちゃんって俺ら以外の声優と会ったことある？」


ここに居ない江口さん、花江さんも含めると、会ったことないかもしれない。

むしろこうやって梅原さん以外の声優さんと会うこと自体激レアすぎる。


いや最早梅原さんと一緒に住んでいること自体超激レアなのだが。


『会ったことはないですけど、神谷さんと小野Dさんのライブには行ったことあります』


10周年のEXPOが初めて行ったライブ。

ライブ前の高揚感と、始まった瞬間のファンの熱気に圧倒された。

そして登場した瞬間の歓声。


『すごいカッコ良かったです』

西「俺たちはー？カッコイイ？」

『もちろん！ステージは生で見た事ないですけど』


映像だけでも十分伝わってくる。

ステージでスポットライトを浴びてキラキラ輝くキャストさんたち。

あの輝きに牽かれて声優にハマった。


西「ならさー、今度のSQのライブ来てよ！」

『え、でも私外れてますけど…』

梅「関係者席のチケットなら用意できるよ」

『でも…』


普通のファンとして行くなら自分でチケット取りたい。

でもSQのライブも行きたい。


私の中の2つの気持ちが交差する。


斉「ね！来て！」

『う〜』

西「特権だよ特権！」

『いいんですか…？』

梅「当たり前」

『じゃあお言葉に甘えて…』


ああどうしよう、他のファンに恨まれる…。

せめて物販くらいは自分で並ぼう…。

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