207話 帰還5 ページ9
Aside
ズーン。
最悪だ…。
遠征艇では太刀川さんとの事が皆に丸聞こえだし。
さっきはキスマークの事ばっかり言われるし。
恥ずかしすぎる…。穴があったら入りたい…。
それに…太刀川さんを見るといつもよりドキドキして、平静でいられない。
A｢はぁ…。｣
ぽんっ。
東｢ため息なんかついてどうした？A。｣
A｢東さん！…いや、その…太刀川さんのことがね。｣
東｢？…俺で良かったら相談に乗るぞ？｣
A｢う…！流石東さん。ぜひお願いします！｣
東｢じゃあロビーでも行くか。飲み物奢るよ。｣
スタスタ。
太刀川side
太刀川｢なんだよAのやつ…。いきなり走って逃げやがって。｣
迅｢太刀川さんに嫌気がさしたんじゃなーい？｣
ニヤニヤ。
太刀川｢なっ、なんだとっ！？｣
出水｢…確かに。太刀川さんベタベタし過ぎっすもん。｣
太刀川｢えっ！？｣
冬島｢ねちっこい男は嫌われちゃうぞー？｣
風間｢束縛も大概にしとけよ。｣
二宮｢振られるかもな。｣
太刀川｢ちょ…！ちょっと！いくらなんでも言い過ぎでしょ！｣
俺が嫌で逃げたってのかよ？嘘だろ？
てか…俺そんなに束縛してるか？ねちっこいか？
いやまさかまさか。キスだって拒まれなかったし！順調に俺とAの関係は進んでるし！
太刀川｢お、俺はどうすればいいんだ…。｣
ふらふらっ。
出水｢あー、どっか行っちまったよ太刀川さん。｣
当真｢ははっ！面白いくらい凹んでたな！｣
迅｢ほんとほんと！太刀川さん、Aちゃんの事になると急激に視野狭くなるからなー。｣
二宮｢黒崎が嫌いになるはずないのにな。｣
風間｢あいつには少しああ言わないともっと黒崎が大変になるだろ。｣
加古｢そうよ！太刀川くんは少しAちゃんの気持ちを考えるべきだわ！いきなりキスマークなんて！｣
冬島｢若者の恋愛ってのはいいね〜。Aのやつ、思ってたより惚れてるんだな。｣
出水｢ま、太刀川さん独占欲強いからなぁ。さっきだって忍田さんに対しても対抗心燃やしてたし。｣
ピクッ。
迅｢おっ？…おぉー。｣
当真｢ん、何か視えたんすか？｣
迅｢うんうん。面白いことが起きそうな感じだね。とりあえず皆ロビーでも行かない？｣
風間｢そうだな。｣
二宮｢俺は隊室に戻ります。｣
加古｢私もこの後ミーティングあるから失礼するわ。｣
当真｢たいちょー、飲み物奢ってくれよ！｣
冬島｢えー？｣
出水｢俺にも！｣
スタスタ。
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ヒナコ(プロフ) - とてもおもしろかったです(*ゝω・)ﾉ やっぱり太刀川さんカッコイイです！！！！！続き楽しみにしてます。更新頑張ってください！！！ (2021年2月14日 23時) (
レス) id: 9558fcebee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：嶺真 | 作成日時：2019年4月20日 15時
