A級1位のあの人に恋をした

49話 大規模侵攻3 ページ50

Aside

A「メテオラ！」 ドォンッ。

ダッ。ズバズバズバッ。


少しずつ削っていく。

ヒュッ。ボッ。

A「よし腕1本！」

かわりに私の腕もとんでいった。
トリオンがもったいない。

トリオン兵「アァァァァァァッ！！！！」

A「！？」 ズバッ。

なっ…！？一瞬で身体を斬られた！？

A「…トリガー解除！」 キィン。

迅さん、木刀ありがとうございます。使わせてもらいます。

A「どこまで出来るか分からないけど…倒す！」

ズバズバッ。

この木刀めっちゃ斬れる！木なのに！？迅さん恐ろしいもの持ってるなぁ。

トリオン兵「アァッ！」

怯んだ！今だ！

A「はぁぁっ！」

トリオン兵「ガァァッ！！」 ヒュッ。

え、速っ…。 ドガァンッ。


A「ぐっ…！がはっ、ごほっごほっ！」

ポタポタ。

まずいなぁ、血が出てる。頭もふらふら。けど！

A「っ…！身体能力10倍！+2倍！」

キィィィンッ。

A「はぁぁぁぁっ！」

ドガァンッ！ シュゥゥゥ。

トリオン兵は動かなくなった。

A「やった…？…やった！」

ボヤー。

頭から腕から足から、あらゆる所から血が出ている。くらくらする。

…死ぬのかな、私。

ズルッズルッ。

壁にもたれ掛かりながら歩く。

ヴィザ「…おや？」

A「…！人型近界民…！」

あーあー、何でこんなについてないんだろう。

ヴィザ「ふむ。中々強そうなお嬢さんですな。」

A「くっ…！アステロイド…！」

キィン。

もうすぐトリオンが切れる。

ヴィザ「…戦うつもりですか？」

ブゥン。

A「…！」

ミラ「回収にきたわ、ヴィザ翁。」

ハイレイン「急ぐぞ。」

人型が3人…！やらなきゃ。

生身でもトリオンは生成できる。

A「トリオン10倍…！」 キィン。

このトリオンを木刀に流す。

ハイレイン「！何だこのトリオン量は。さっきの何倍だ。…ミラ、思いがけなかったがこいつを国に連れて行くぞ。」

ミラ「はい。」

A「はぁっ！」

ドスドスッ。

A「ぐっ…！？がはっ…！」

ドサッ。

チャリッ。 カツン。

ハイレイン「よし行くぞ。こいつは俺が運ぶ。」

ヴィザ「…。」

ボヤ〜。

あぁ…もう抵抗できる力は残ってない。…短い人生だったなぁ。もっとやりたい事たくさんあったのに。

…悲しいなぁ。


A「た…ちかわ…さん…。」

最後に浮かんだのは“それ”だった。







※次から続編になります。これからもよろしくお願いします！

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