38話 様子3 ページ39
太刀川side
A「いや〜、皆さんわざわざ来てくれるなんて優しいですね。あ、お茶いれてきますね！ちょっと待ってて下さい。」
スッ。
太刀川「…。」
自分でもつくづく思う。
スッ。
A「あれ？太刀川さん。待っててって言ったのに、どうしたんですか？」
ぎゅっ。
A「！？」
俺はまだまだなんだと。
太刀川「なぁ…。」
A「はっ、はいっ！？(いきなりどうしたんだろう！？)」
太刀川「何で俺がネックレスあげたか分かるか？」
A「え…？えーと、その時の気分？」
はぁ…。こいつまじ鈍すぎ。
太刀川「違う。ただ俺がお前と同じものを持っていたかったから。」
ただの自己満足。私利私欲。
太刀川「…カッコ悪いな、俺は。」
お前にとってはただのネックレスでも、俺にとっては…大事なもの。お前とお揃いっていう特別なもの。
それをあげて、満足してた。これで少しは前より俺を意識してくれるかと思ってた。
けど、やっぱりそうはいかなくて。
お前は迅や風間さんと話してる時は楽しそうで。俺なんか気にもとめない。
A「…そうですね。太刀川さんカッコ悪いです。」
太刀川「うっ…！お前…今傷ついてんのに抉るなよ。」
相変わらず容赦ない。
A「カッコ悪くてもいいんじゃないですか？私は今の太刀川さんが好きですよ？」
太刀川「………は？」
え、おい、今なんて言った？
A「あと、私も太刀川さんと同じものを持ってるって思うと嬉しいです。」
太刀川「…っ///」 カァァ。
A「？どーしました？」 ヒョイ。
べシッ。
A「痛っ！ちょっと何するんですか！」
太刀川「今こっち見たら斬るぞ。」
A「怖っ！何で！？」
こんなニヤケきった顔見せられねぇよ。
やべぇな。こいつが無意識で言ってるとは分かってても、嬉しい…。
A「…あ！お茶いれますから、離れて下さい！座って待ってて下さいよ！」
太刀川「あ、あぁ。」
ストッ。
少しだけ前進したかもしれない。
A「…。(びっくりした…。いきなりあんな事言われるなんて…。)」
カチャカチャ。 ボソッ。
A「太刀川さんのバーカ。」
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嶺真(プロフ) - アニオタさん» コメントありがとうございます！そう言って貰えてとても光栄です。これからも拙い文章ですが頑張りますので、応援よろしくお願いします！ (2017年12月27日 20時) (
レス) id: e5afdd0956 (このIDを非表示/違反報告)
アニオタ - 今回“A級1位のあの人に恋をした”という作品に自然と涙してしまいました。とってもいい作品ですね。 私は、まだ14の学生ですが、将来小説家を目指してます。嶺真さんのことを応援しながらも、私頑張りたいと思います。 これからも応援しています。 (2017年12月24日 19時) (レス) id: 47e23c8f52 (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - 凄く気に入った作品で大好きです今後他の作品を作る予定があったらワールドトリガーの三輪か太刀川か三雲の姉か妹か幼なじみがアニメKか銀魂かリボーンとコラボかトリップか転生した作品が読んでみたいです説明が下手だったらすみませんこれからも応援します (2017年12月10日 13時) (レス) id: 9bec705c08 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：嶺真 | 作成日時：2017年11月2日 16時
