10話 家4 ページ11
Aside
ガチャ。
太刀川「A〜、風呂貸してくれてありがとな。」
A「あ、はーい。…！」ドキッ。
太刀川「ん？どーかしたか？」
A「い、いえ…！」
風呂上がりの太刀川さんは、いつものくせっ毛が濡れてストレート気味になってて、何だかとても大人っぽく感じた。
…不覚にもドキッとしてしまった。
A「私もお風呂いってきます！」
バタバタ。ガチャッ。
太刀川「？」
太刀川side
よくよく見ると、本当に広いな。
太刀川「俺…こんな所に1人だったら耐えられねぇよ。」
Aの奴、表には出さないけどきっとまだ辛いんだろうな。
親が亡くなった。
親族は見ないふりをした。
孤独だった。
あいつは辛い思いをし過ぎてる。
太刀川「俺には…何が出来るんだろうか…。」
…。 ゴロンッ。
あー！ぐたぐた考えても無駄だよな。今はあいつが楽しんで日々を送れるように、傍に居るだけだ。
ガチャ。
A「あがりましたよ〜。あれ？太刀川さん？」
Aside
お風呂からあがったら太刀川さんがいなかった。どこいったんだろう？
ストッ。
とりあえず私はソファに座った。
ピッ。
何もテレビやってないなぁ。
A「ふぁ〜。」
何か…眠たくなってきた…。
A「スースー。」
ドガァンッ。
あれ？ここは…。
「A！早く逃げて！」
「A、急げ！」
A「お母さん？お父さん？何で…？」
これは…あの時の…。
「嫌だよ…！2人と一緒じゃないと！」
あれは…小さい頃の私？
「A、私達はもうダメ…。瓦礫で動けないの。」
「お前は、生きろ…！早くしろ！」
「っ…！」 ダッ。
嫌だ嫌だ嫌だ。
1人なんて…。お母さんとお父さんがいないなんて…。嫌だ…。
A「っ…！嫌だ…っ。嫌だ…っ。やめて…。やめて…！」
太刀川「…い！…おいっ！A…！」
A「う…っ…。や…だ…。」
太刀川「Aっ！」
ハッ。
A「あれ…。ここは…。」
太刀川「A…大丈夫か？」
A「た、太刀川さん…。」
そうだ…私眠たくなって…。
じゃあさっきのは…夢…？
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嶺真(プロフ) - アニオタさん» コメントありがとうございます！そう言って貰えてとても光栄です。これからも拙い文章ですが頑張りますので、応援よろしくお願いします！ (2017年12月27日 20時) (
レス) id: e5afdd0956 (このIDを非表示/違反報告)
アニオタ - 今回“A級1位のあの人に恋をした”という作品に自然と涙してしまいました。とってもいい作品ですね。 私は、まだ14の学生ですが、将来小説家を目指してます。嶺真さんのことを応援しながらも、私頑張りたいと思います。 これからも応援しています。 (2017年12月24日 19時) (レス) id: 47e23c8f52 (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - 凄く気に入った作品で大好きです今後他の作品を作る予定があったらワールドトリガーの三輪か太刀川か三雲の姉か妹か幼なじみがアニメKか銀魂かリボーンとコラボかトリップか転生した作品が読んでみたいです説明が下手だったらすみませんこれからも応援します (2017年12月10日 13時) (レス) id: 9bec705c08 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：嶺真 | 作成日時：2017年11月2日 16時
