104話 宣言3 ページ5
太刀川side
太刀川「A！何であんな勝負受けたんだよ！」
出水「そうだぜ！負けたらお前は隊を抜けなきゃならないんだぞ！」
A「負けなきゃいいんです。2人とも私を信じてくれないんですか…？」
出水「！そりゃAが結城に負けるはずはないけどよ…。」
何かAの雰囲気が前と変わった気がする。
少し記憶がなくなる前に戻ってきてるような…。
出水「万が一って事があるだろ…。」
A「ごめんなさい…。勝手に受けてしまって。けど、あそこまで言われて何も出来ないのは嫌だったから…。」
太刀川「何か言われたのか？」
A「タチカワさんに近づくなって。私はタチカワさんとイズミさんの迷惑になってるって言われました…。」
出水「あいつ…！」
太刀川「前にも言ったろ。お前は迷惑なんかじゃない。俺達の傍にいてくれるだけで力になる。」
出水「けど受けちまったものは仕方ねぇ。勝負まで3日ある。訓練して万全の状態で挑めよ！」
A「ありがとうございます、イズミさん。」
太刀川「なぁA。何でお前が勝ったら、結城がつけてるネックレスを俺に返すっていう条件にしたんだ？」
確かにあれは結城のじゃないけど、Aが取り返すような事も無い。
A「結城さんは、あのネックレスはタチカワさんから貰ったって言ってました。…それが嫌だったんです。それにあのネックレス、タチカワさんは結城さんにあげたわけじゃないと思ったので。きっと大切な人にあげたものだと思ったので…。」
太刀川「！大切な人…。」
…今のお前は分かんないだろうけど、俺が自分とお揃いのネックレスをあげたい奴なんて1人しかいねぇよ。
A「…私、絶対に勝ってみせます。タチカワ隊で居たいですから。」
太刀川･出水「！」
出水「…そうだな。俺もだ。ね！太刀川さん！」
太刀川「あぁ。今のメンバーじゃない太刀川隊なんて、そんなの太刀川隊じゃねぇからな。」
出水「じゃあ隊室戻って対策たてようぜ！風間さん達も呼んでさ！」
A「はいっ！」
太刀川「あ、先戻っててくれ。俺この後迅と三上の所行ってくる。」
出水「あー、解説頼まれてたんでしたっけ？」
太刀川「そー。その日暇だからB級ランク戦の解説頼まれた。じゃあ後でな。」
出水「はーい。じゃ俺らも行くか。」
A「はい。」
スタスタ。
太刀川「…。」
Aが負けるはずはない。信じてはいる。けど何だ？この不安は。
嫌な予感がする…。
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嶺真(プロフ) - ささくれさん» ブックマークありがとうございます！これからも頑張りますので応援よろしくお願いします！ (2018年4月2日 16時) (
レス) id: ba7426255f (このIDを非表示/違反報告)
ささくれ - 親からの制限でお気に入り登録は出来ないけど、ブックマーク付けましたwこれからも応援してます！ (2018年3月24日 8時) (レス) id: 7be352b008 (このIDを非表示/違反報告)
嶺真(プロフ) - 衡機さん» コメントありがとうございます！これからも応援よろしくお願いします！ (2018年1月20日 16時) (レス) id: ba7426255f (このIDを非表示/違反報告)
嶺真(プロフ) - ぐらにゅー糖さん» 返信が遅くなり申し訳ありません。コメントありがとうございます！ (2018年1月20日 16時) (レス) id: ba7426255f (このIDを非表示/違反報告)
衡機 - さ、ささささ最高です！めっちゃ応援してます！頑張ってください！( ;ﾟ皿ﾟ)ﾉｼ (2018年1月18日 15時) (レス) id: 7be352b008 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：嶺真 | 作成日時：2018年1月7日 15時
