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第17話 入社試験 ページ18

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探偵社内に、再び沈黙が訪れる。
敦君は目を瞑って、時期やって来るであろう痛みを必死に堪えようとしていた。しかし実際は、痛くも痒くもない。それもそのはず、不自然なくらい何も起こっていないのだから。
そして敦君は、私達を見上げながら呆然と座り込んでいた。何が起こったのか、何故爆弾が爆発しないのか、本当に自分は生きているのか、などと聞きたいことは山済みだろう。
頭がぼんやりとしている所為か、敦君は先刻の駄目人間の演技時みたいにペラペラと言葉を発せずにいた。それなのに、開いた口は塞がらず。

「やれやれ……莫迦とは思っていたが、これほどとは……」

国木田君は呆れ顔でそう云った。 ほんのり薄ら笑を浮かべていたようだけれど。

「敦君はジサツ愛好家の才能があるわね」

私も彼の行動そのものを笑わずにはいられなかった。敦君みたく単純で面白い子は滅多にいないのだから、不発爆弾で本当に良かったわ......なんてね。

「へ? ………え?」

「ああーん! 兄様ぁ! 大丈夫でしたかぁぁ!?」

「痛だっ!? いい痛い! 痛いよナオミ! 折れる折れるって云うか折れたァ!」

「………へ?」

当の本人は、やはり状況を理解できていない。

「恨むなら太宰を恨め。若しくは仕事斡旋人の選定を間違えた己を恨め」

「そういうことよ、敦君。つまりこれは一種の入社試験だったってこと」

「入社、試験……?」

そんな事聞いていない、と不満のある云う顔をしていたが、そもそも伝えていなかったのだから知る由もないだろう。

「そうだ」

福沢諭吉――能力名『人上人不造』
何処からともなく聞こえてきた特徴のある声に、探偵社内の誰もが振り返る。武装探偵社社長のご登場だ。

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綺羅(プロフ) - 太宰さんは、スカートなのですか? (2017年1月3日 10時) (レス) id: ba54971924 (このIDを非表示/違反報告)
パティー(プロフ) - 奈江さん» いえ、改善点を見つけられたのでこちらこそありがとうございました。 (2016年7月24日 23時) (レス) id: 67fd284f3f (このIDを非表示/違反報告)
奈江 - 確認しました。 わざわざ訂正ありがとうございます。お手数おかけしましてすいませんでした (2016年7月24日 23時) (レス) id: c67595ed82 (このIDを非表示/違反報告)
パティー(プロフ) - 奈江さん» 第1話だけ編集してみたのですがどうでしょうか(^^; (2016年7月24日 22時) (レス) id: 67fd284f3f (このIDを非表示/違反報告)
パティー(プロフ) - 奈江さん» お時間取らせてしまうかもしれませんが、できる限り改善したいと思います。教えてくださりありがとうございました! (2016年7月24日 22時) (レス) id: 67fd284f3f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:パティー | 作成日時:2015年11月2日 19時

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