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B4 ページ5

??1「何でお前らは揃いも揃って絶望の顔を見せねぇんだよ。
せっかく俺がこうやって刃を突きつけてやってんのによ…」

「え?何に対して絶望するんですか??」



??1「あのなぁ!!普通の奴は恐怖に直面した時、絶望の顔をするんだよ!!
やっぱテメェも気持ち悪ぃな!!!」


「えー?恐怖??今別に怖いもの無いですけど??」

??1「”死ぬこと”だよバカ!!!誰しも”死”を感じたときぐらい恐怖と
感じるもんなんだよ!!!今がまさにそうだろうがっ!!!!!!」




Aは、鋭く睨みつけ見下すように言いはなった
包帯の男性の目を見つめて言った。





「”死ぬこと”に”恐怖”?”絶望”ですか??
あっはははっwww 面白い事言いますねぇ〜ww

”死ぬこと”なんて当たり前じゃないですかぁ。
怖がる理由なんてありませんよ?遅いか早いかなんですから!!

この状況から察すると、私はどうも早い方だったみたいですねw」



包帯の男性はAの目を見てさらに気分を悪くしたように
鎌を持っていない方の手で口を押さえた。



??1「おえっ…気持ち悪ぃ事言ってんじゃ無ぇよ…!!!!」
??2「…また吐くの?」

??1「うるせぇ…うえぇ…」



そう言うと男性はAから鎌を放した。
Aは首をかしげて笑顔のまま質問をした。


「あれ?殺さないんですか??」



包帯の男性はAに向き合って言った。



??1「あのなぁ、俺はマトモな成人男性なんだ。
お前みたいな普通じゃない奴を殺す趣味は無ぇんだよ。

…こいつみたいなお人形さんもな」

??2「…私はお人形じゃない」
「あははっ確かに無表情ですけどね!!
私と正反対ww」

Aは無表情の少女に笑顔を向けて言った。



包帯の男性はどうやら幸せそうな顔をするだけでは
殺しをしないようだ。


幸せから絶望のどん底へと突き落とすことによって
殺意と高揚感を覚える彼は

何をするにも無表情な少女と
何をするにも笑顔のAには
殺意が失せたようだ。


そんな時ガチャンッとエレベーターが揺れた。

どうやらエレベーターが止まったようだ。


??1「…さっさといくぞ」
??2「うん…」
「私も付いていってもいいですか?」

??1「チッ…勝手にしろ」
??2「……一緒にいこう?」



包帯の男性はそっぽを向いてしまったが、
無表情の少女はゆっくりと右手を差し出してくれた。



「わぁ!!ありがとうございます!!^^」
??2「…敬語じゃなくていい…」




Aは少女と手を繋いで包帯の男性の後に続いた。

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あめしこう(プロフ) - rin812rinさん» そうなんですか?ゲーム実況のほうで少しだけ拝見した事がありますが、知りませんでした!可愛いですよね〜 (2017年3月4日 15時) (レス) id: f0e733c2b2 (このIDを非表示/違反報告)
rin812rin(プロフ) - 喋り方が、絶対絶望少女のモナカちゃんみたいですね (2017年2月27日 17時) (レス) id: f36f1c6b4b (このIDを非表示/違反報告)
あめしこう(プロフ) - 桜音@さん» おぉ!ありがとうございます!俺も実況でしって、その後は自分で進めた後に実況見てました!いいですよね〜!! (2016年8月26日 16時) (レス) id: f0e733c2b2 (このIDを非表示/違反報告)
桜音@(プロフ) - ザックかっこいいーっ!とある実況者の動画を見て殺天大好きになりました!wこれからも応援してます! (2016年8月26日 7時) (レス) id: 5ab7bb9a6f (このIDを非表示/違反報告)
あめしこう(プロフ) - 桃華(とうか)ですです。さん» もっと殺戮ファンが増えてくれることを祈りながら書かせていただいておりますっ!ありがとうございます^^ (2016年8月12日 15時) (レス) id: f0e733c2b2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あめしこう | 作成日時:2016年4月1日 10時

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