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それ以来僕の日常はこうだ。
まず朝イチで彼女の家に向かい貰った合鍵で入る。
寝室で眠る彼女の寝顔を数分堪能した後愛らしい唇にキスを落とす。
そして目覚めるAにもう一度キスをしボンジョルノと言い合う。
時々寝室に居ない事がある。
その時は大抵アトリエでぶっ倒れている。
筆を握りしめたまま作業着を着て床で眠ってしまっている。
初めは酷く焦り見つけた時はこっぴどく説教をした。
「貴方って人は...ｯ!!
ちゃんと寝室で眠ってくれ！
何故床で寝ているんだ！」
「ボンジョルノフーゴ。
締切がギリギリで...寝落ちしちゃったみたい」
そしてある時は部屋に行けば起きたままの日もある。つまり徹夜だ。
その時も説教をする。
「はぁー...」
「眉間にそんなに力入れてたら皺になっちゃうよ」
「誰のせいだと...」
呆れて物も言えない。
そして学校の支度を終え彼女と共に家を出る。
時折任務で何日か来れなくなる日がある。
その時は前もってAに連絡をした。
彼女は大学生になった。
毎朝キスをする度に恐ろしくなる。
いつかAに他に好きな人が出来たら、僕のキスでは目を覚まさなくなるだろう。
目を覚ましてくれる度どれほど安心しているか君は知らないだろう。
それでも今はまだ大丈夫。
けどもし他の人間と両思いになったら、そっちの方が幸せなのではないだろうか。
僕はいつ死ぬかわからないから。
けどそれは嫌だと心が叫ぶ。
毎朝心が擦れて色褪せていく。
彼女が目を覚ます度世界に色が舞い戻る。
それもいつまで続くかわからない。
遠くに行かないで、傍に居てほしい。
その確証が欲しかった。
だから、
「プロポーズをしようと思う」
「いいんじゃあ無いか？
ただ籍を入れるのは...」
「わかっている」
いつか僕が死んだ後、君を置いていった後君を想う男性が現れるだろう。
その時は籍が邪魔だ。
そもそもギャングと籍を入れるということはそういう事になる。
「形だけだ。
結婚式も出来ないが、それでも彼女と共に生きたい」
「同棲するのか？」
「そうすれば毎朝家まで行く手間も省る」
「まぁ確かに毎朝毎朝行くのは骨が折れるよなぁ」
運ばれてきたパスタをクルクルと丸めはんば興味無さげに食べるミスタ。
「...正直いつまで僕のキスで目を覚ますかわからない」
「...お前」
「失うのが怖いんだ」
今日は帰りにAの家に寄ろう。
勝手にそう決心した。
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鈴鶴＠メガネ＝本体(プロフ) - さくらんぼ＆チェリーさん» そんなｯ！あなたがｯ!!大好きですｯ!!!(告白)ありがとうございます！めちゃくちゃ嬉しいです！ (2019年8月25日 16時) (
レス) id: 022f546ed4 (このIDを非表示/違反報告)
さくらんぼ＆チェリー - もう！本当に!!どうしてこんなに素敵なお話が書けるんですか！？好きです！(ﾃﾝｼｮﾝ) (2019年8月25日 9時) (レス) id: ced51d468f (このIDを非表示/違反報告)
鈴鶴＠メガネ＝本体(プロフ) - さくらんぼさん» 読んでいただきありがとうございます！是非ごゆっくりしていってください！ (2019年8月22日 20時) (レス) id: 022f546ed4 (このIDを非表示/違反報告)
鈴鶴＠メガネ＝本体(プロフ) - 暇を持て余した夢女さん» とっても素敵な表現ありがとうございます...！こちらこそ幸せです！また機会がございましたらその時はよろしくお願いします！ (2019年8月22日 20時) (レス) id: 022f546ed4 (このIDを非表示/違反報告)
さくらんぼ - 次から次へと呼んでしまいます。気づいたら1時間ぐらい経ってました。 (2019年8月22日 15時) (レス) id: 5e7806b95a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鈴鶴＠メガネ＝本体
| 作成日時：2019年8月4日 19時
