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「君こそ変わっていないな。
不用心だと警戒しろと言っただろ」
「耳が痛い耳が痛い」
ぎゅっと両手で耳を塞ぐ仕草に思わず笑を零した。
...何気ない会話は一体いつぶりだろうか。
僕は彼女の前では涙脆いらしい。
気が付けばAさんの指が僕の涙をすくっていた。
「泣かないで、フーゴ。
私が作った未来の先でフーゴが泣いているなんて私は悲しい」
「作る...？」
「私未来を切り開くとか掴むって表現が嫌いなの。
未来とは自身の手で作り上げることじゃあないのかなって。
切り開くとか掴むってそれは既に存在しているからできる事だよね？
それはつまり誰か他の人間が用意した未来。
私の未来は自分で作る。
切り開いたりしない、掴みもしない。
信じてここまで作り上げてきたのに、フーゴが泣いているなんて悲しいよ」
「...本当に君は変わっていないな」
核心を突くような言葉を不意に吐く所とかな。
西日が沈み始める。
鮮やかな太陽の光が褪せた夏空へ消え去った。
「助けてくれてありがとねフーゴ」
「...助ける？何を言っているんだ君は。
僕は巻き込んだ。誰よりも守りたかった君を」
「だから姿を消したの？だとしたら間違いだよそれは。
私の心はズタズタで血が止まらないんだよ」
心臓付近に鋭利な刃物が掠め去った。
そんな気がした。
全身に冷水を浴びた気分だ。
「だからね、またこうして会ってくれてありがとう。
どこにいたの？私はずっと待っていたんだよ」
今度はAさんが声を震わせた。
はくっと口の開閉を繰り返し、ようやく声を絞しだした刹那その目から涙がポロポロと零れた。
「...寂しかった」
「Aさ...」
「ずっと探していた」
「...ごめん」
「...」
「おーい来たぜあの親娘...ってあー...邪魔したな」
ノックも無しにミスタが入ってきた、と思えば泣いている僕らを見て気まずそうにまた扉を閉めた。
待て待てと叫び慌て二人で部屋を出た。
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.
「＿＿＿＿...何かの間違いよｯ!お父様も何とか言ってちょうだい！」
「ジョルノ様、娘本人もこう申しています。
そもそもソフィアが他所の女娘を昏睡に？まさかそんなSFじゃあありませんし...」
「ええそうですね、SFじゃあありませんし...嗚呼丁度よかった待ってましたよ」
さぁこちらへとAさんがソファへ案内される。
テーブルを挟み親娘、そのテーブルには例の箱。
さぁ、ギャングらしく行くか
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鈴鶴＠メガネ＝本体(プロフ) - さくらんぼ＆チェリーさん» そんなｯ！あなたがｯ!!大好きですｯ!!!(告白)ありがとうございます！めちゃくちゃ嬉しいです！ (2019年8月25日 16時) (
レス) id: 022f546ed4 (このIDを非表示/違反報告)
さくらんぼ＆チェリー - もう！本当に!!どうしてこんなに素敵なお話が書けるんですか！？好きです！(ﾃﾝｼｮﾝ) (2019年8月25日 9時) (レス) id: ced51d468f (このIDを非表示/違反報告)
鈴鶴＠メガネ＝本体(プロフ) - さくらんぼさん» 読んでいただきありがとうございます！是非ごゆっくりしていってください！ (2019年8月22日 20時) (レス) id: 022f546ed4 (このIDを非表示/違反報告)
鈴鶴＠メガネ＝本体(プロフ) - 暇を持て余した夢女さん» とっても素敵な表現ありがとうございます...！こちらこそ幸せです！また機会がございましたらその時はよろしくお願いします！ (2019年8月22日 20時) (レス) id: 022f546ed4 (このIDを非表示/違反報告)
さくらんぼ - 次から次へと呼んでしまいます。気づいたら1時間ぐらい経ってました。 (2019年8月22日 15時) (レス) id: 5e7806b95a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鈴鶴＠メガネ＝本体
| 作成日時：2019年8月4日 19時
