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「整理しよう」
眉間に指を当てジョジョは項垂れた。
「つまりあなたが彼女に口付けをしたら目を覚ました、という事ですね？」
「はい」
「...お前なかなか気持ちわりぃことするな」
「黙れ」
一方のAさんは客人用のソファに腰掛け紅茶を両手で包み不安げに僕らに視線を向ける。
キスをしたしなかったは今は置いておいてほしい。
とにかくスタンド攻撃を受けた筈の彼女が目を覚ました、今はそこだ。
「...あの」
「はい？」
「ここは何処ですか？私は...」
「嗚呼...そうですね、なんて言えばいいのか...」
そう言いながらジョジョの背後からゴールドエクスペリエンスが姿を現す。
一瞬ぶれた様に見えた影がハッキリと一歩を踏み出す。
途端Aさんの顔が凍り付いた。
ヒュッと喉笛が音を立て狭まる。
「...あなた、スタンドが見えていますね？」
「ぼんやりと見えるだけ、私はスタンド使いじゃあない！」
スタンドはスタンド使いにしか見えない。
だが、時々�狒納銑瓩�ある人間がその姿をぼんやりと捉えることがある。
ポルポの面接前にナランチャが僕のパープルヘイズを見たのと同じだ。
それはジョジョにも分かっているらしい、すぐにスタンドを仕舞いエレガントなデザインの椅子に腰掛けた。
「あなたがスタンド使いでは無いことは理解しました。話す範囲が決まった。
ここが何処かは伝える訳にはいかない、僕らが何者かもだ。
だが既に察しているはずだ僕達の正体を。
しかし僕はそれを固定しない、言わない。
それ以上こちらに足を突っ込むべきではないんですあなたは」
Aさんの視線が僕へ向けられる。
その瞳の奥に「まさか」という色が滲んでいた。
見て居られず目を逸らした。
「さぁ話してもらいましょうか、何があったのかを。
ゆっくりでいい、落ち着いて話してください。
大丈夫、少なくともここに居る僕達は君に危害を加えたりしない
...ええっと、Aさんでしたっけ」
「...はい」
Aさんが意を決したように顔を上げ紅茶をテーブルに置いた。
箱を手に取り蓋を開ける。
「あの時私は少し出掛けていました。
そして帰った時、玄関の前にこの箱があったんです」
フーゴ、と突然呼ばれ肩を震わす。
「この箱に、フーゴの名前が書いてあったんです」
...何だって？
＿＿
ぼんやり見えるのやり取りは『恥パ』を参考にしました
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鈴鶴＠メガネ＝本体(プロフ) - さくらんぼ＆チェリーさん» そんなｯ！あなたがｯ!!大好きですｯ!!!(告白)ありがとうございます！めちゃくちゃ嬉しいです！ (2019年8月25日 16時) (
レス) id: 022f546ed4 (このIDを非表示/違反報告)
さくらんぼ＆チェリー - もう！本当に!!どうしてこんなに素敵なお話が書けるんですか！？好きです！(ﾃﾝｼｮﾝ) (2019年8月25日 9時) (レス) id: ced51d468f (このIDを非表示/違反報告)
鈴鶴＠メガネ＝本体(プロフ) - さくらんぼさん» 読んでいただきありがとうございます！是非ごゆっくりしていってください！ (2019年8月22日 20時) (レス) id: 022f546ed4 (このIDを非表示/違反報告)
鈴鶴＠メガネ＝本体(プロフ) - 暇を持て余した夢女さん» とっても素敵な表現ありがとうございます...！こちらこそ幸せです！また機会がございましたらその時はよろしくお願いします！ (2019年8月22日 20時) (レス) id: 022f546ed4 (このIDを非表示/違反報告)
さくらんぼ - 次から次へと呼んでしまいます。気づいたら1時間ぐらい経ってました。 (2019年8月22日 15時) (レス) id: 5e7806b95a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鈴鶴＠メガネ＝本体
| 作成日時：2019年8月4日 19時
