【リボーン】信じた者を守るため 2 (ページ3)

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イライラページ3

ベルside

ベル「ふぁ～」

ねみぃ……

ガチャ

レヴィ「遅いぞ。エッグベネディクトは既に俺の腹の中だ」
ベル「…姫は？」

いつも俺が来る頃にはほぼ食べ終わってる筈なのに、珍しくまだ来てない

レヴィ「ベル、毎朝毎朝ボスより遅く起きてくる事はこの俺が許さん」

昨日、雪戦から帰ったら医務室にも寄らずに部屋に入ったから、どうしてんのか分かんねーな

レヴィ「今日という今日はかたをつけてやる!!」
ベル「取り敢えず部屋行ってみるか」

ケガとか心配だし

レヴィ「俺の話を聞いているのか!?」

んなワケねーじゃん

・

コンコンッ

ベル「姫ー、俺だけど」
貴方「ベル…？」

なんだ、起きてるじゃん

ベル「朝飯は食わねーの？」
貴方「…お腹、すいてない……」

グイ…

ベル「え？」

外に出た姫が俺の隊服を掴んで見上げてくる

ベル「…っ？」

いつもと様子が違う…？

心なしか顔が赤くて瞳も潤んで見える
酒でも飲んだかと思ったが、そんなカンジはしない

ベル「なにか腹に入れた方がいいだろ？食堂行こうぜ」

断られる事覚悟で誘うが、その答えは俺の予想の上をいく

貴方「ご飯はいいから…」

いくら普段と様子が違っても

貴方「……………一緒に、寝よ？//」

流石に耳を疑った

・

数分後

貴方「う゛ぅ～//」

…なんでこうなったんだっけ

あの爆弾発言の後、急に倒れてきた姫を運んで寝かせたはいいものの次に何をすれば良いのかが分からない
俺、こういう事には慣れてねーんだよな…

それにしても

貴方「くしゅっ！」

ただの風邪がここまで重症になるとは

貴方「あたま痛いぃ～暑いけど寒いぃ～…//」

熱だけじゃなくて寒気もするのか
スゲー雪の中で戦ってたから無理もないけど

…ペタ

額に手を置くと通常より高い体温が伝わってきた

貴方「何～…？//」
ベル「いや、意外と姫もフツーだなって思ってさ」

いつもハチャメチャな事をしては笑ってる
でも誰も知らない所で苦労しては、本当の自分を必死で隠そうとする

姫、俺が気づいてる事に気づいてるか？

肩のケガが跡形もなく消えている

隠すのは構わない
知られたくない事を無理に聞き出す気もないし

でも

ベル「少し位、話してくれてもいいじゃん」

既に寝入ってしまった姫からの返答はない

何を考えても心の中のイライラは募るばかりで、俺を不快にする
姫にとって、その程度でしかないちっぽけな自分に対する怒りは、収まりそうになかった