【リボーン】信じた者を守るため 2 (ページ12)

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女ページ12

相変わらず何故か発光している大理石の部屋の中
これまた大理石で出来た丸テーブルを囲んで会話する
顔は似た2人だが、性格は合わないようだ

赤髪ショート
　＋
　僕の顔
　＋
　長身
　＋
派手な刺青
　＋
　転生者

…それに原作を知ってる
本人いわく、うろ覚えらしいけど

レイ「あ？ナニ？」
貴方「君の設定。転生したんだね、僕と同じ人いると思わなかった」
レイ「だろうな。つーか、ベルに告られたンだろ？どうなった？」
貴方「何で知ってるの!?」

この人本当に読めない
気がかりなことをさらりとつくんだもん

レイ「リングの精神体なめンな。…で？どうだった？」

貴方「………

　……………………………………保留………」

僕がこの１０年後の世界に飛ばされたのは、彼に話をされた直後だった
返事する暇なくバズーカでドカーン！…みたいな？

別に彼は嫌いじゃないしむしろ大好きだけど、それが恋愛感情かって聞かれたら、すぐに首を縦に触れない

レイ「はァ？…ダッサ」
貴方「しょーがないじゃん！なんかいきなり気持ち悪くなったなーと思ったらここにいたんだもんっ！」
レイ「行動抑制のために非7^3が使われたからだろ。あの程度の濃度に負けてンじゃねーよ。外出たら即死だぜ」

非7^3
ﾉﾝﾄｩﾘﾆｾｯﾃ

アルコバレーノの身体を蝕む物質

…原作以上の知識を持っていないことが、逆に仇になろうとは

貴方「…馬鹿みたい」
レイ「だろ？つーわけでオレとバトらねぇ？」

話の行く先が読めないんだけど…

レイ「10年後の世界に迷いこんだオヒメサマに雪の炎の使い方、教えてやンよ」
貴方「…本心は？」

レイ「只のオレの暇潰しだけど？」

まさに悪巧みをする大人のように、彼は頬の刺青に手を添え、妖艶に微笑んだ

……ん？刺青って…

貴方「君、初代嵐の守護者の兄弟か何かだったりする？」

僕が隼人の姉であるように

レイ「Gの姉貴で彼氏がアラウディ」

―――はぁっ!?

レイ「初代ボンゴレの姫なんだから女で当たり前だろ。アラウディの方は…その、なんだ。アイツにコクられてNG出す奴いねーだろ」

貴方「女に見えない」

レイ「ゴチャゴチャうるせぇンだよ、ガキ。オレの勝手だろ？」
貴方「ガキって言わないでくれる？」
レイ「はァ？ガキじゃん」
貴方「前世もプラスしたら違いますー」
レイ「あっそオバサン」
貴方「レイの方が100才単位で年上でしょ!?」

口論が武器を交えた戦闘になるまで、あまり時間はかからなかった