【リボーン】信じた者を守るため 2 (ページ11)

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初代雪の守護者ページ11

壁、床、天井、柱…
すべてが白い大理石で出来ている
電灯など無くとも、部屋全体が薄く発光しているようで、ずっと明るいままだ

…ボゥッ!!

貴方「はっ…はっ……」

長く続く低酸素状態に、身体は熱いのに手先だけが冷たい
視界が霞み始める前に、決着をつけないと…

ｶﾂ…

来た

「弱ぇーな、お前」
貴方「うる…っさい!!」ボゥッ!!!

全力で殴り込みにいっても、片手で止められる
炎、使いすぎたな…

貴方「～っ」ｸﾞﾗ…
「…寝んな、A」

…ドサ

貴方「…。」

「……ガキが」

世界がぐにゃりと歪んで見えた

・

ベル「俺だけの、姫になってよ」

抱き締められたまま、告げられる
凄く、温かい…

ｸﾞﾗ…

あれ？

ベル「…姫？」

なんだか、気持ち悪い
体の中を誰かに貪られているような、不快感

貴方「…っ……」

――――ﾄﾞｶﾞﾝ!!!

貴方「…っ？」

「…やっと来たかー。今、外に出ようとすんなよ。生身のお前じゃ、非7^3で死にかけたところを拉致られンのがオチだぜ」

！
全く気配がなかった…？
この距離で気付かないなんて……

「しっかし似てんなー。お前ってマジで獄寺隼人の姉設定なワケ？いろいろずるくねぇ？」

でも、それ以上に驚いた事がある

「ンな警戒すんな、めんどくせぇ。つーかオレ年上だぜ？もっと敬えよ」

さっきまでは影になってて見えなかったけど…

「あ？ナニ？」

この人、

貴方「僕と瓜二つ…？」

似てるってレベルじゃない
生き別れた双子ですかーっていう位に顔立ちがそっくり

「当ったり前だろ？お前はオレの唯一無二の存在なんだから」
貴方「…えーっと、いろいろ分かんないんだけど…取り敢えず、誰？」

「レイナ。レイでいいぜ」

貴方「え？そうじゃなくて…」

レイ「…鈍すぎ。見れば分かンだろ？」
貴方「あ、おしゃぶり提げてる。…アルコバレーノなの？」
レイ「…そっち？オレ的には、初代雪の守護者だぜーって名乗りたかったんだけど？」

貴方「！」

初代雪の守護者
また、原作にはいない人物だ

彼が出てきた事でどのくらい"ズレ"が生じるか、注意してないと

レイ「そうだ、お前、この世界に来て"ちゃんとやれてる"って思ってんの？｣

…いきなり？
まあ、どうもこうも

貴方「まだ10年後に飛ばされて数分しか経ってないもん、わかんないよ」

レイ「ったく、通じねぇな、そうじゃなくて――――」

レイ「『家庭教師ヒットマンREBORN!』の世界に、溶け込めてンのか？」