第42話（修正:2019.01.23） ページ43
(……うわー…またベッドに逆戻りしてるー…)
体に布団がかかっている感覚に、再びディーノさん達に迷惑をかけたのだとわかって、私は頭が下がる思いだ。
ぱち、と目を開けると、ちょうど隣のベッドが目に入る。
「…あ……」
思わず息を飲む。目の前のベッドには、ディーノさんがこちら向きになって眠っていた。
(髪…ふわってしてる…まつ毛、長い…綺麗…)
本当に綺麗な顔だ。その上性格までイケメン。反則だと思う。
同じ部屋で寝てる…倫理的にはダメなのかもしれないけど、今回ばっかりは独りにしないでいてくれことに感謝だ。
あぁやって泣いた後は人がそばにいた方が安心する。
「……得した」
じぃっと見つめていると、ディーノさんは一瞬眉を寄せて身じろぎし、目を覚ました。自分を見ている私に気付いて固まった。
「……え」
「あ、おはようございます」
「…え、あ、おう」
見つめ返されたので首をかしげると、ディーノさんは一度戸惑ったように目を逸らし、また視線を戻してから微笑んだ。
「…よう、しっかり眠れたか？」
「…っ…は、い…」
(や、ばい……かっこいいけどかわいい…)
少しだけ寝ぼけたようなぼんやりとした笑顔に心臓が大きく脈打った。
「…あ、そうだお前今日から本採用だから」
「…へ？」
「それから訓練場も。好きに使えよ」
「……まじですか」
「ん。…じゃあ、俺は二度寝するけど、Aは？」
「……私も寝ます」
結局昼過ぎにロマーリオさんが起こしに来るまで、二人して眠りこけていた。
そして後日。信用を失い、どこからも同盟を解消された例のファミリーは、さほど有名でない別のファミリーに壊滅させられたらしい。
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誠咲（みざ）(プロフ) - kyokapi23さん» コメありがとうございます！き、期待してくださっているのに更新遅れててごめんなさい…もうすぐ！もうすぐ続き書けますので！！明日には載せますので！気に入っていただけて嬉しいです！ (2018年11月2日 22時) (
レス) id: dfddf227b0 (このIDを非表示/違反報告)
kyokapi23(プロフ) - この話めっちゃ好きです！なんか、これからが気になるところで更新が止まっててちょー焦れったいです(笑)これからも更新楽しみに待ってます！頑張ってください！ (2018年10月30日 20時) (レス) id: 8d4ba9d346 (このIDを非表示/違反報告)
誠咲（みざ）(プロフ) - ますしんさん» ありがとうございます！私の理想を詰め込んだ作品ですのでそう言っていただけると嬉しいです！更新頑張りますので末長くお付き合いください^_^ (2018年9月10日 22時) (レス) id: 9a792f54fe (このIDを非表示/違反報告)
ますしん - 誠咲（みざ）さん» ディーノさんとロマーリオが好きなのでキャバッローネファミリーに入れるなんて羨ましい！雑用でいいから入りたい…続きが気になります！これからも楽しみにしています！！ (2018年9月10日 10時) (レス) id: 644073c0b8 (このIDを非表示/違反報告)
誠咲（みざ）(プロフ) - 黒瀬さん» 初めてのコメントすっごく嬉しいです！ありがとうございます！可愛いと言って貰えてて良かったです^ ^確かにディーノさん落ち、少ないですよね。これは書かねば…！って思いました(笑)更新、頑張りますね！！ (2018年9月10日 7時) (レス) id: 9a792f54fe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：誠咲（みざ） | 作成日時：2018年9月3日 19時
