第18話（修正:2018.09.19） ページ19
「バイト扱いでこれだけ出来りゃ十分だ、今日はもう良いぜ」
そう言われたのが正午くらい。
…幾ら何でも早い。
まだ知らない場所の方が多い街だから散歩に行くのは怖い。
「……ひーまっ」
執務室のすぐ外の廊下の窓から外をぼやっと眺めながら言うと、部屋からロマーリオさんが顔を出した。
「じゃあ屋敷内を散策でもして来たらどうだ？お前がボスと親しいのは昨日のでみんな理解しただろうし、よっぽどのことがなけりゃ何処だって見させてもらえるだろうし」
「…おー！」
(来た！神イベ！)
ロマーリオさんは私が目を輝かせたのを見て苦笑いした。
「気を付けて行ってこいよ」
「はいっ！！」
私はとりあえず階下に足を伸ばすため歩き出した。
食堂、書庫、構成員の部屋が並ぶ宿舎棟、男女で場所が全然違う入浴施設、噴水がある中庭に訓練場、その他色々…
途中で何人かに様々な国の言語で話しかけられたが全部丁寧に返したら逆に驚かれた。
どうやら私がディーノさんに嘘をついているのではと疑われたらしかった。心外だ。
えっと、こんなときどう言うんだっけ。
…極限にプンスカだっけ。
うわこれ実際に考えると相当恥ずかしいな。
理解してもらえて良かったが、そのほかは何ができるのかと散々聞かれてちょっと鬱陶しかったのは秘密だ。
一通り見終わっても時刻は午後5時くらい。
「…また暇になったなー…」
噴水に腰掛けてボーッとしていた私は、腕を組んで頷いた。
「……仕事しよ」
.
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誠咲（みざ）(プロフ) - kyokapi23さん» コメありがとうございます！き、期待してくださっているのに更新遅れててごめんなさい…もうすぐ！もうすぐ続き書けますので！！明日には載せますので！気に入っていただけて嬉しいです！ (2018年11月2日 22時) (
レス) id: dfddf227b0 (このIDを非表示/違反報告)
kyokapi23(プロフ) - この話めっちゃ好きです！なんか、これからが気になるところで更新が止まっててちょー焦れったいです(笑)これからも更新楽しみに待ってます！頑張ってください！ (2018年10月30日 20時) (レス) id: 8d4ba9d346 (このIDを非表示/違反報告)
誠咲（みざ）(プロフ) - ますしんさん» ありがとうございます！私の理想を詰め込んだ作品ですのでそう言っていただけると嬉しいです！更新頑張りますので末長くお付き合いください^_^ (2018年9月10日 22時) (レス) id: 9a792f54fe (このIDを非表示/違反報告)
ますしん - 誠咲（みざ）さん» ディーノさんとロマーリオが好きなのでキャバッローネファミリーに入れるなんて羨ましい！雑用でいいから入りたい…続きが気になります！これからも楽しみにしています！！ (2018年9月10日 10時) (レス) id: 644073c0b8 (このIDを非表示/違反報告)
誠咲（みざ）(プロフ) - 黒瀬さん» 初めてのコメントすっごく嬉しいです！ありがとうございます！可愛いと言って貰えてて良かったです^ ^確かにディーノさん落ち、少ないですよね。これは書かねば…！って思いました(笑)更新、頑張りますね！！ (2018年9月10日 7時) (レス) id: 9a792f54fe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：誠咲（みざ） | 作成日時：2018年9月3日 19時
