第15話（修正:2018.09.13） ページ16
キャバッローネに着くと、ディーノさん、もといボスがすぐに私を紹介してくれた。
「今日からウチで仕事を手伝って貰うことになったA・ミヤシロだ。まぁ…バイト扱いだな。日本人だがイタリア語はで満足に意思疎通ができる。それから、なんならお前らの母国語で喋ってみろ。大体の言語を習得済みだからちゃんと返ってくるぜ」
私はペコ、とお辞儀した。
「よろしくお願いします」
挨拶だけで発音の良さはわかってもらえるだろう。
「言語は問題なく扱えますが文化の方は疎いので色々と教えていただけると嬉しいです」
笑顔でそう言うと、私の同僚となる人々は珍しそうに私を見て、挨拶を返してくれた。
ディーノさんは私に仕事を教える人を何人か指名し、「明日から頼む」と言って解散した。
「…さて、お前の部屋はこっちだぜ」
「え、案内していただけるんですか！？」
「当たり前だろ？部下たちにもお前が信用できるやつだってわかってもらわなきゃいけないしな」
「…なんだか嬉しいですね」
「なーにがだよ」
うふふ、と笑えば頭を小突かれた。
「安心して帰ってこれる場所って、あるとすごく気が楽になるんですね」
「…？お前施設でなんかあったのか？」
(おっ、と…私こっちでは施設の出だった…)
「いえいえ。でもここは優しい場所だなぁ、と思ったんです」
「…そう評価してもらえるのは俺も嬉しい」
綻んだディーノさんの顔を見て、私も笑顔になる。
「…あ、今日はもう体調整えるために寝たほうがいいぜ？なんだって初めての海外だしな」
「はい！」
私の部屋は女子の棟の東の方にあり、日当たりの良い部屋だった。
.
第16話（修正:2019.03.11）→←第14話（最終修正:2019.03.11）
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誠咲（みざ）(プロフ) - kyokapi23さん» コメありがとうございます！き、期待してくださっているのに更新遅れててごめんなさい…もうすぐ！もうすぐ続き書けますので！！明日には載せますので！気に入っていただけて嬉しいです！ (2018年11月2日 22時) (
レス) id: dfddf227b0 (このIDを非表示/違反報告)
kyokapi23(プロフ) - この話めっちゃ好きです！なんか、これからが気になるところで更新が止まっててちょー焦れったいです(笑)これからも更新楽しみに待ってます！頑張ってください！ (2018年10月30日 20時) (レス) id: 8d4ba9d346 (このIDを非表示/違反報告)
誠咲（みざ）(プロフ) - ますしんさん» ありがとうございます！私の理想を詰め込んだ作品ですのでそう言っていただけると嬉しいです！更新頑張りますので末長くお付き合いください^_^ (2018年9月10日 22時) (レス) id: 9a792f54fe (このIDを非表示/違反報告)
ますしん - 誠咲（みざ）さん» ディーノさんとロマーリオが好きなのでキャバッローネファミリーに入れるなんて羨ましい！雑用でいいから入りたい…続きが気になります！これからも楽しみにしています！！ (2018年9月10日 10時) (レス) id: 644073c0b8 (このIDを非表示/違反報告)
誠咲（みざ）(プロフ) - 黒瀬さん» 初めてのコメントすっごく嬉しいです！ありがとうございます！可愛いと言って貰えてて良かったです^ ^確かにディーノさん落ち、少ないですよね。これは書かねば…！って思いました(笑)更新、頑張りますね！！ (2018年9月10日 7時) (レス) id: 9a792f54fe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：誠咲（みざ） | 作成日時：2018年9月3日 19時
